ラグビー

サンウルブズが5年間の挑戦に幕。スーパーラグビー参戦が不可能になり、「大変悔しい思い」と渡瀬CEO

THE DIGEST編集部

2020.06.02

世界最高峰のスーパーリーグに参戦していたサンウルブズは、思わぬ形での活動終了となった。(C)Getty Images

 ラグビーのオーストラリア・スーパーリーグに所属するサンウルブズの今シーズンのリーグ参戦が、不可能になったことが明らかになった。

 サンウルブズは1日、オフィシャルサイトを更新。オーストラリアラグビー協会から参戦が不可能になった旨の通告を受けたことを公表した。

 現在、日本からオーストラリアへの入国は禁止されており、入国が可能になった場合でも14日間は強制隔離が待っている。また、チームの拠点の確保も必要になる。これらの条件を整え、7月3日からの開始に間に合わせることは、現在の新型コロナウイルス感染拡大の状況下では不可能であるという判断が下された。

 2016年から世界最高峰のスーパーリーグに参戦していたサンウルブズ。2020年シーズン限りでの脱退がすでに決まっていたが、思わぬ形での活動終了となった。
 
 この決定を受け、サンウルブズの渡瀬裕司CEOは「このような形でシーズンを締めくくる事となり、大変悔しい思いではありますが、世界で最もレベルの高いラグビーのリーグに参加できたことは大変光栄であり、名誉あることだと感じています」(一部抜粋)とのコメントを発表した。

 スーパーリーグへの参戦が、日本ラグビーの強化に大きく貢献したことは間違いない。さらなるレベルアップのための今後の強化策に注目したい。

構成●THE DIGEST編集部