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格闘技・プロレス

新日本がNJCを開催!高橋ヒロムは優勝して、内藤哲也の2冠に挑戦できるか?

どら増田

2020.06.09

高橋(左)はトーナメントで優勝し、師匠である内藤(右)と戦うことができるだろうか?

高橋(左)はトーナメントで優勝し、師匠である内藤(右)と戦うことができるだろうか?

 新日本プロレスは6月9日、12時から、菅林直樹会長が、今後の興行スケジュールに関するオンライン会見を行なった。

 会見では3月から「延期」となっていた『NEW JAPAN CUP 2020』(NJC)を組み合わせを変えて6月16日より開催すると発表。決勝戦以外は、無観客試合によるCSテレ朝チャンネル2や、動画配信サービス新日本プロレスワールドによる中継及び配信となる。

 今年は真夏の最強戦士決定戦『G1 CLIMAX 30』が秋に開催されるため、NJCが“夏男”を決めることになる。1回戦16試合を6月16日、17日、22日、23日の4日にわたり各4試合ずつ実施。2回戦を6月24日、7月1日で4試合ずつ、準々決勝を7月2日に4試合行なう。3日には準決勝、観客を入れた7月11日の大阪・大阪城ホール大会2連戦初日に決勝戦、優勝者が翌12日に、IWGPヘビー級&IWGPインターコンチネンタル2冠王者、内藤哲也に挑戦する。

 菅林会長が「従来はヘビー級選手によるトーナメントですが、今回はジュニアヘビー級の選手も交えた中で行ないます」と、話したように、来日できない外国人選手やアメリカ在住のKENTAの代わりに、今回はジュニアヘビー級の選手からヤングライオン(若手選手)まで選ばれている。因縁の永田対みのる、棚橋対タイチ、飯伏対ザック、天山対YOSHI-HASHI、小島対EVIL、後藤対裕二郎は、春のトーナメント表からスライドする形で実現する。
 
 この中で注目はやはりIWGPジュニアヘビー級チャンピオンの高橋ヒロムだろう。ヒロムはかねてから対ヘビー級を口にしており、「IWGPヘビー級チャンピオンに勝てるIWGPジュニアヘビー級チャンピオン」を理想として掲げている。今年3月に予定されていた『旗揚げ記念日』では、同じロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンの盟友であり、師匠である内藤哲也とノンタイトルでIWGPチャンピオン対決を行なうことが決定していたが、新型コロナウイルスの影響で流れていた。

 もしヒロムが優勝すれば、2人が師弟対決を誓い合った大阪城ホールのリングで、ノンタイトルではなく、IWGPヘビー級&IWGPインターコンチネンタルの2冠に挑戦する権利が得られる。ヒロムが最高の舞台で“幻”となってしまったドリームマッチを実現できるのか? まずはオカダ、みのる、石井ら強敵が揃っているAブロックの山を制する必要があるが、トーナメントは何が起こるかわからないだけに、ジュニアの誇りを胸に出場するヒロムの闘いに期待したい。

 天山、小島、永田の第三世代による意地にも注目だ。
 
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