世界最大のプロレス団体WWEは日本時間6月9日、アメリカ・フロリダ州オーランドのWWEパフォーマンスセンターで、主力ブランドのロウを世界配信した。

　この日はNXT女子チャンピオンのアスカがオープニングに登場。先週ナイア・ジャックスの介入によりリングアウト負けを喫したアスカは、宿敵シャーロット・フレアーとの再戦を予定していた。そこへ新WWE女子タッグ王者ベイリー＆サーシャ・バンクス、“女王”シャーロット、日本時間6月15日に世界配信される次回PPV『バックラッシュ』でトリプルスレットWWE女子タッグ王座に挑戦するアイコニックスが次々に姿を現す。

　するとアスカが「どっかいけ！この野郎」と予定外の出来事に怒り出す。シャーロットも「どれだけベルトを持っていてもゴミみたいなものね」とベイリー＆サーシャを挑発すると、トリプルスレットタッグ戦へと展開した。

　試合ではタッグを組んだシャーロットと張り合いながらもアスカがアスカロックでビリー・ケイを仕留めて勝利を収めるが、シャーロットが突如アスカを襲撃して2人はメインイベントで仕切り直しのシングルマッチをすることに……。
  　メインではアスカが、ミサイルキックやジャーマン・スープレックス、ヒップアタックと連続攻撃を繰り出すと、シャーロットもバリケードからのムーンサルトやスピアーを叩き込んで白熱の攻防を展開する。

　しかし、先週に続き『バックラッシュ』でアスカと対戦するナイアが、またもや突如妨害に現れる。アスカがナイアにヒップアタックを決めて返り討ちにするが、その隙にシャーロットがビックブートをアスカの顔面に炸裂させて3カウント。2週連続でナイアの妨害によりアスカはシャーロットに敗れ2連敗となった。

　試合後にはアスカがナイアのサモアンドロップでKOされ『バックラッシュ』でのロウ女子王座防衛戦に黄色信号が点灯した。来週のロウでアスカが巻き返せないとかなり厳しい闘いになりそうだ。

◆WWEロウ◆
2020年6月9日配信（日本時間）
アメリカ・フロリダ州オーランド
WWEパフォーマンスセンター（無観客）
▼タッグトリプルスレットマッチ
○アスカ＆シャーロット・フレアー（アスカロック）ベイリー＆サーシャ・バンクス
※もう１チームはアイコニックス
▼シングルマッチ
○シャーロット・フレアー（片エビ固め）アスカ●
※ビックブート

文●どら増田

【動画】またもや、アスカvsシャーロットの試合にナイアが乱入！