専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
マラソン・駅伝

大迫傑、桐生祥秀、寺田明日香が高校生を対象に「オンライン・サミット」を実施し、激励メッセージ

THE DIGEST編集部

2020.06.13

長距離の大迫傑(右)、短距離の桐生祥秀(左上)、ハードルの寺田明日香(左下)。(C)Getty Images

長距離の大迫傑(右)、短距離の桐生祥秀(左上)、ハードルの寺田明日香(左下)。(C)Getty Images

 日本の陸上界を牽引する大迫傑(長距離)、桐生祥秀(短距離)、寺田明日香(短距離ハードル)が「日本生命 高校陸上ウィズ・アスリーツ・プロジェクト」を発足させ、陸上競技に取り組む全国の高校生に向けてオンライン・サミットを実施した。

 今回第一弾とういうことで、およそ1時間にわたり、それぞれの現在置かれている状況、さらにはインターハイ中止を受けての話などが行なわれ、およそ10万人が視聴する大盛況となった。

 まず東京五輪延期について3人とも、1年間余分に準備する期間だと思い、プラスに考えられていると述べた。

 最近の練習環境に関して、桐生は「ナショナルトレーニングセンターのグラウンドが使えるようになった。3月から5月の間はグラウンドが使えず、深夜と早朝に家の周りを走っていた」と練習に苦労したことを明かした。

 一方、大迫は「オレゴン州ポートランドは意外と平和な感じでできている。あまりコロナの時と普段の時の練習は変わらないなと思っています。長距離は全部できちゃうので」とコメント。そして寺田は「細かい所とか見過ごしていることが多かったので、そういう部分を自粛期間で見直せた」と語った。

 インターハイなどの中止で、気持ちの切り替えで困っている高校生に向け、大迫は「情報が多すぎて、いちいち一喜一憂してしまって、モチベーションを上げるのに苦労している印象を受ける」とコメント。外からの情報に左右されて練習をしない理由を作るのではなく、やれることを探すことを勧めた。「どう自分を高めるかに集中しなければいけないのでは」とアドバイスした。
 
 最後には3人から視聴者へメッセージを送っている。

大迫「コロナの影響で皆が大変な思いをしていると思うんですけど、その中で『自分がどうやって強くなれるか』を考え、皆で乗り越えていけば、その先に見たことないような結果だったり、自分の成長が待っていると思うので、皆で頑張っていきたい」

桐生「コロナウイルスの影響で直接会うことができない仲間たちとメッセージを取り合って、今後こういうのをやっていきたいとか目標を掲げ、できることを考えるのと、何事もできるだけポジティブに考えていければ、色々可能性は広がるかな、と思います」

寺田「本当に誰も通ったことがない道を通っているので、不安になることが多いと思うんですけど、困っているのは1人ではないので、みんなで手を取り合って頑張っていけば、皆で底上げができると思いますし、孤独を感じてやることではないと思うので、色んな事に挑戦できる期間だと思って過ごしてほしい。また陸上の他にも興味のあることを見つけて、新しい自分を作っていってほしいと思います」

 と、それぞれがコメントし締めくくった。

構成●THE DIGEST編集部
 
NEXT
PAGE

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号