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ラグビー

ラグビーが生んだ友情、今もここにあり!ウェールズ協会がW杯の事前キャンプ地、北九州にエール

THE DIGEST編集部

2020.06.17

昨年北九州でW杯の事前キャンプを行なったウェールズ代表関係者が、メッセージを送った。写真:茂木あきら(THE DIGEST写真部)

昨年北九州でW杯の事前キャンプを行なったウェールズ代表関係者が、メッセージを送った。写真:茂木あきら(THE DIGEST写真部)

 北九州市は16日、公式ホームページで、親交のあるウェールズのラグビー協会から送られた市民へのメッセージを公開した。

 チェアマンのガレス・デービス氏をはじめ、4名の協会関係者(ライアン・ジョーンズ、ポール・ストリッジ、リース・ウィリアムズ)がコメントを寄せた。デービス氏は「コロナ禍のため、今夏皆様とご一緒できないことをとても残念に感じています。必ずやまた近いうちに再開しましょう。どうかご無事にお過ごしください」と話し、残りの3人もそれぞれ、困難な状況下での結束と健康を祈り、早期の再開を願った。

 北九州では昨年、W杯前にウェールズ代表の事前キャンプが行なわれた。その際、公開練習の選手入場時に観客がウェールズ国家を大合唱する様子がSNSで拡散されるなど、市民の歓迎やおもてなしが話題に。さらに、代表選手もラグビー教室を開催し、地元のお祭りを訪問するなど、相互の交流も盛んに行なわれた。
 
 6月27日に静岡で予定されていた日本代表とウェールズ代表の親善試合は、新型コロナウイルスの影響で中止に。一年ぶりの来日、北九州の訪問も不可能になってしまった。それでも、このメッセージは北九州市民を勇気づけたことだろう。

 遥か海を越え届いた励ましのメッセージは、昨年ラグビーを通して生まれた友情が今も確かに息づいていることを示している。今こそ、危機を乗り越えるために、世界中が「ONE TEAM」になる必要がある。

構成●THE DIGEST編集部

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