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格闘技・プロレス

追悼の10カウント、哀しみを乗り越え興行再開!ジュリアが「スターダム全員で盛り上げていく」と意思表明

どら増田

2020.06.22

新メンバーひめかを加え、アクロバティックな試合を展開したDDM。写真:滝川敏之

新メンバーひめかを加え、アクロバティックな試合を展開したDDM。写真:滝川敏之

 新型コロナウイルスの影響により、3か月間大会を休止していたスターダムが6月21日、ファンクラブ100名限定ながら、『STARDOM is again. ~FC「My STARDOM」会員限定~』を東京・新木場1stRINGで開催し、3.24東京・後楽園ホール大会以来となる興行再開に踏み切った。

 オープニングでは、全選手がリングの周りに集まる中、5月23日に逝去された木村花さんの追悼テンカウントゴングが鳴らされ、今大会を欠場するジャングル叫女がマイクを握り「自分の中でまだ整理がついてなくて…またリングに戻ってきたときに伝えていきたいと思います。必ず戻ってきます」と現在の心境を明らかにしてから、大会はスタート。

 メインイベントでは、岩谷麻優&中野たむ&スターライト・キッド&飯田沙耶のSTARSと、ジュリア&朱里&舞華、そして新メンバー「X」として、元アクトレスガールズのひめか(有田ひめか改め)を加えたドンナ・デル・モンド(DDM)のユニット対決が実現。

 先発を買って出たひめかは、飯田と対戦し、体格で圧倒していく。STARSは連携を駆使しながらDDMに対抗するが、白いベルト(ワンダー・オブ・スターダム)を巡り因縁が勃発しているジュリアと中野たむが激しい攻防を繰り広げる。最後は混沌としたリング上で、ひめかが飯田をラリアット、ランニングパワーボムで叩きつけると、アルゼンチン・バックブリーカーで捕獲し、ギブアップ勝ち。新メンバーを加えたDDMが、興行を再開したスターダムのメインで勝利を収めている。
 
 試合後、ジュリアは「お前ら!会いたかったぞ!会いたくて会いたくてたまらなかったぞ!お客さんのいる景色は最高だね!」と叫び、新メンバーのひめかを紹介すると「きょうからDDMはこの4人でスターダムを引っ掻き回していくから!」とアピール。最後は「スターダムはここで止まっていくわけにはいきません。いろんなものを弾き飛ばして、前に前に進んで行かなきゃならない、スターダム全員で盛り上げていくので、諸君は楽しんで!いつも以上に応援のほどよろしくお願いします。スターダムのことが好きで好きでたまらない諸君。アリヴェデルチ!またな!」としっかりと締めてみせた。

 木村花さんのいなくなってしまった穴は大きいが、ジュリアらDDMがスターダムに新たな景色を見せてくれそうな予感がするメインイベントだった。

◆スターダム◆
『STARDOM is again. ~FC「My STARDOM」会員限定~』
2020年6月21日
東京・新木場1stRING 観衆100人(札止め)
▼8人タッグマッチ(30分1本勝負)
岩谷麻優&中野たむ&スターライト・キッド&●飯田沙耶(23分28秒 アルゼンチン・バックブリーカー)ジュリア&朱里&舞華&ひめか○

文●どら増田

【PHOTO】輝く女子プロレス団体「スターダム」が約3か月ぶりに再始動!

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