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格闘技・プロレス

スターダム『シンデレラトーナメント』今年はジュリアが第2の母国イタリアに捧げる初優勝!

どら増田

2020.03.25

決勝では刀羅ナツコを下し、初出場で初優勝を果たしたジュリア。写真:山崎賢人(THE DIGEST写真部)

決勝では刀羅ナツコを下し、初出場で初優勝を果たしたジュリア。写真:山崎賢人(THE DIGEST写真部)

 ブシロード傘下の女子プロレス団体スターダムが今月2度目となる東京・後楽園ホール大会を24日開催した。8日に同所で開催した大会では、新型コロナウイルス感染拡大予防の観点から、無観客試合として開催し話題となった。今回は後楽園ホールビルの1階で、検温とマスクの配布を行ない場内には数箇所に巨大な扇風機を設置し、感染予防を徹底した上で、今月初となる観客を入れての大会を決行した。

 2015年から毎年恒例となっている『シンデレラトーナメント』は、今年で6度目を迎える。優勝した選手にはシンデレラの証として、ドレスとティアラそして“願いごと”が叶うトーナメントとして、スターダムのファンには定着している。今年も16選手が参加して、ワンデートーナメントが繰り広げられた。優勝するには最大で4試合勝つ必要がある。
 
 優勝候補のワールド・オブ・スターダム王者である岩谷麻優と、次世代のエース候補の木村花が、1回戦で対決するも、両者が同体でオーバー・ザ・トップロープによる場外転落で失格となる。
 
 準決勝までは10分1本勝負のため、短期決着が求められる中、初出場のジュリアは1回戦で、強敵のジャングル叫女をステルス・バイパーで捕獲すると、2回戦でも岩谷のベルトに挑戦したばかりの渡辺桃をグロリアスドライバーで場外転落させる。準決勝では、ドンナ・デル・モンドの朱里と同門対決。握手から始まったかと思いきや、朱里が奇襲するなど、ジュリアは手を焼いたが、エプロンでの攻防をジュリアがビックブーツで制し、朱里が場外転落。ジュリアが決勝に駒を進めた。

 ジュリアはそのままリング上に残り、運良く2試合で決勝に上がってきた刀羅ナツコが、ジュリアの背後から襲撃し、決勝のゴングが鳴らされる。ナツコのセコンドには予想通り、大江戸隊のメンバーがズラリと顔を揃えて、ナツコに加担していく。ジュリアを場外に連れ出したナツコは、やりたい放題。満身創痍のジュリアだったが、エルボーの連打、ファルコンアロー、グロリアスドライバーを繰り出し、最後はビックブーツからステルス・バイパーで、粘るナツコからギブアップ勝ち。ジュリアが初出場にして初優勝を飾っている。
 

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