７月３日、ラグビートップリーグのサントリー・サンゴリアスは、ニュージーランド代表（オールブラックス）のSOボーデン・バレットの来季加入を発表した。

　2016年と17年にワールドラグビーの年間最優秀選手に輝いたバレットは、文字通りのスーパースターだ。ワールドカップにも２大会連続で出場し、昨年の日本大会でもオールブラックスのベスト４進出に貢献。弟のスコット、ジョーディ―との３兄弟の共演も話題となった。

　このビッグネームの電撃移籍に海外メディアも驚きを隠せない。

　英紙『Daily Mail』が、「バレットは78万ポンド（約１億400万円）という驚異的な契約に同意した」とし、「日本は世界の名のあるプレーヤーにとって、財政的な面から見た温床になりつつある」と伝えている。
  　また、ニュージーランドと同じく、昨年のW杯で４強入りしたウェールズのメディア『WalesOnlaine』は、「ボーデン・バレットの数百万ポンドの契約が衝撃波を送る。ウェールズのラグビーにとって新たな脅威となる」と見出しを打ち、人材流出に懸念を示した。

「オファーされたビッグマネーにより、日本は、イングランドやフランスのように、ウェールズの最高のタレントを脅かす新たなリーグとなる。今日、有能な選手の行き先は日本にあるようだ」

　現役バリバリのビッグスターが、日本でどんなプレーを見せてくれるのか。そのパフォーマンスに世界が注目している。

構成●THE DIGEST編集部

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