いよいよ決勝と３位決定戦の２試合を残すのみとなったラグビーワールドカップ。日本中を熱狂の渦に巻いた宴も、明日土曜日にフィナーレを迎える。

　金曜日ナイターで開催されたのが、ニュージーランド代表vsウェールズ代表の３位決定戦だ。銅メダルを懸けたバトルで、キックオフ前に東京スタジアムの大観衆を沸かせたのはほかでもない、オールブラックス（ニュージーランド代表の愛称）伝統の儀式「ハカ」だ。

　準々決勝のアイルランド戦では相手サポーターの大合唱にかき消され、準決勝のイングランド戦では受けて立った敵チームがオールブラックスを取り囲むようにV字型に並び、異例の奇襲に出た。今回のウェールズ戦では通常通りに行なわれ、チームは「カ・マテ」のバージョンを披露。コールリーダーは過去６回のTJ・ペレナラではなく、今大会で代表引退を表明しているキーラン・リード主将が担った。 　大会公式ツイッターがすぐさまその様子を動画付きで投稿したところ、フォロワーから称賛コメントが殺到。「推しメンのアーロンスミスが センターだあぁああ！！！」「迫力があってカッコいいぞぉー」「キャプテーーーーーーーン！泣けるわー」「対峙するウェールズも素晴らしい！これですよ！」などなど、さまざまな反響が寄せられている。

　今大会を彩り、大いに盛り上げたオールブラックスとハカもこれで見納め。スタンドのファンはじっくりと見入り、聞き入り、拍手喝采を贈っていた。

 　試合は終始優勢に試合を進めたニュージーランドが40対17でウェールズを下し、3位に輝いている。

構成●THE DIGEST編集部

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