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格闘技・プロレス

那須川天心「格闘技が帰ってきました!」デビューから40連勝の快挙/白鳥大珠はRIZIN出陣宣言

どら増田

2020.07.13

笠原に勝利し、連勝を「40」とした那須川天心。(C)RISE

笠原に勝利し、連勝を「40」とした那須川天心。(C)RISE

 キックボクシング団体RISEは7月12日、初の無観客試合によるテレビマッチ『Cygames presents RISE on ABEMA』をABEMAで生中継した。

 メインイベントでは“神童”那須川天心(TARGET/Cygames / RISE WORLD SERIES 2019 -58kgトーナメント王者)と、一般公募から選ばれたシュートボクシングの笠原友希(シーザージム / SB日本フェザー級1位)が対戦。笠原はシュートタイツで入場。天心は白をベースに黒い立襟がカッコいい新調したガウンで威風堂々と入場。今年初の試合とあって、気合いが入った表情を見せた。

 リモート観戦中のファンがZoomで場内のスクリーンに映される中、試合開始のゴングが鳴る。天心は序盤からプレッシャーをかけていくと、55秒過ぎに強烈なワンツーで早くもダウンを奪う。右の前蹴りなどで自分の距離を作ろうとするが、1分15分過ぎにカウンターの右フックが炸裂し、2度目のダウン。笠原は左のバックスピンキックを決めるも、天心は冷静に対応。左ハイキックから右フックで仕留めKO勝ち。

 デビューから続く連勝記録をわずか150秒で「40」に乗せた天心は「格闘技が帰ってきました!」と第一声。続けて「試合もそうなんですけど、笠原選手が選ばれて挑んでくれて本当に嬉しかったです。格闘技ももっと盛り上がるなと思いました。下克上という形で、格闘家として僕に挑んでくれた笠原選手、本当にありがとうございました」と笠原に対して感謝の言葉を述べた。

 初の無観客試合については「お客様がいての格闘技だと思ったけど、試合になると、そのことは一切考えなかったですね。試合自体が楽しみだったのでこういう形で試合ができて良かったです」と振り返り、「今回は右フックの練習をしてて、いつもストレートなんで右フックで倒したいと思ってた」と最後は狙いどおりだったことを明らかにした。
 
 セミファイナルでは“ヴァンパイアプリンス”白鳥大珠(TEAM TEPPEN / RISE WORLD SERIES 2019 -61kgトーナメント王者)と、KNOCK OUTの-64kgトーナメントにも参戦した小川翔(OISHI GYM / WBCムエタイ日本統一ライト級王者、ホーストカップスーパーライト級王者)が対戦。

 試合は3R終了の時点で判定に持ち込まれるも1-0と決着がつかず、延長ラウンドへ。延長に入っても小川は白鳥にペースを握らせない。しかし、白鳥のアグレッシブさが評価され、3-0で白鳥が判定勝ち。苦戦の上、勝利を収めた白鳥は「ちょっとつまんなかった。KO負けがないって言うから、俺が倒してやろうと思ったんですけど、向かい合って闘ってみると、スゴイ体が頑丈だなと思って。うーん。チャンピオンとして、しょっぱい試合しちゃったっすね。めちゃくちゃ強い選手で、正直やるのイヤだなと思ってたんですけど、勝てて良かったです。ガードも堅いし、体も堅かった。蹴ってて痛かったです。もし出られるなら来月RIZINに出たいですね。これをプラスに捉えて次進みます」と8月9日、10日に神奈川・横浜ぴあアリーナMMで開催される総合格闘技イベントRIZINへの出陣と、秋に開催予定のワールドシリーズ2階級制覇に向けて気持ちを切り替えた。

◆RISE◆
『Cygames presents RISE on ABEMA』
2020年7月12日
会場非公表(無観客試合)
▼-58kg契約(3分3R/延長1R)
○那須川天心(1R1分30秒 KO)笠原友希●
※右フック
▼-65kg契約(3分3R/延長1R)
○白鳥大珠(延長ラウンド判定)小川翔●

文●どら増田

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