プロレスリング・ノアは18日、新型コロナウイルスの影響で興行を自粛してから初となる有観客興行『STAY TOGETHER FOREVER ! day1』を東京・後楽園ホールで開催した。
6月14日に配信されたTVマッチ『NOAH GO FORWARD Day1』のセミファイナルで、武藤敬司&丸藤正道&望月成晃と対戦した清宮海斗だが(パートナーは谷口周平&モハメド ヨネ)、自ら志願した武藤戦にたどり着いたものの、武藤はテクニックで清宮を圧倒し、"何もさせてもらえない"まま試合を終えてしまった。試合後、「光はあった」と語っていた清宮だが、負けず嫌いが故に悔しさも半端なく、再度対角線に立つ日をイメージしながら、その時がやって来る日を待ち続けた。
「やれることはやったので、良い緊張感でできると思います」
武藤はGHCヘビー級チャンピオンの潮崎にも色気を見せているが、「プロレス界の景色を塗り替える」覚悟を持って、武藤に狙いを定めた清宮がしっかり準備をして来たのは、惚れ惚れするほど鍛え上げられた肉体を見ればよく分かる。武藤の視界に入っているのなら、パートナーの潮崎も味方ではない。
試合の先発は清宮と武藤でスタート。前回は武藤のグランドテクニックに翻弄されてしまった清宮だが、しっかりと応戦。武藤が場外に出ると強引にリング内に戻して攻撃を加えるなど、先手先手を行く姿勢が目立った。
武藤や丸藤のスリーパーに苦しめられた清宮だが、これを耐え凌ぎ、丸藤と対峙した際にはコーナーの武藤を襲撃するなど、武藤の目を自身から離れないように意識させた。武藤がシャイニングウィザードを炸裂させれば、清宮は投げっぱなしのタイガースープレックスで対抗。丸藤が清宮の膝に虎王を突き刺し、武藤がドラゴンスクリューから足四の字固めで分断すると、最後は丸藤が潮崎にキックの連打から新技、真・虎王を顎元に炸裂させてカウント3。M'sアライアンスが勝利を収めている。
試合後、清宮は「この間、3対3で闘って、今日タッグで闘って、あと一つ残ってるでしょう!?俺はもっとあなたの領域に踏み込んでいきたいんです!横浜文体で俺とシングルマッチ、やってください!」とシングルマッチを要求。すると武藤は「またPCR検査受けて、お互い陰性だったらやろう!」と武藤らしい言い回しでこれを受諾。
バックステージで武藤は「GHCのあのチャンピオンベルトは俺の視野の中には入っている。その前に俺は清宮!なかなか若くて、だいたいああいう若いヤツを食べて、エキスにして、俺も長らえてるところがあるからさ。GHCの前に若造をちょっと。あの若さという伸びしろは脅威ですよ」と清宮の若さを「脅威」と評価。
清宮は「武藤敬司、あの人の懐の深さには感謝しかないよ。3対3で当たって、2対2で当たって、どっちも自分の不甲斐ない試合だったけど、それでもシングルマッチをやってくれる。だからこそ、俺は8月10日、横浜文体、あの人の領域まで踏み込んでみせる。プロレス界のナンバーワンになるために、絶対に文体であの人と同じステージに立ってみせます!」と"武藤超え"を高らかに宣言。
この試合の結果を受けて、8.10神奈川・横浜文化体育館大会で、GHCヘビー級選手権試合、潮崎対丸藤と、スペシャルシングルマッチ、清宮対武藤が正式決定した。
横浜文体ラストとなるノア真夏の祭典は、豪華カードが揃うことになりそうだ。
◆プロレスリング・ノア◆
『STAY TOGETHER FOREVER ! day1』
2020年7月18日 観衆 494人
東京・後楽園ホール
▼スペシャルタッグマッチ(60分1本勝負)
●潮崎豪&清宮海斗(20分48秒 片エビ固め)武藤敬司&丸藤正道○
※真・虎王
文●どら増田
【動画】「あの人の領域まで踏み込んでみせる」清宮が武藤とのシングルマッチの意気込みを語る
6月14日に配信されたTVマッチ『NOAH GO FORWARD Day1』のセミファイナルで、武藤敬司&丸藤正道&望月成晃と対戦した清宮海斗だが(パートナーは谷口周平&モハメド ヨネ)、自ら志願した武藤戦にたどり着いたものの、武藤はテクニックで清宮を圧倒し、"何もさせてもらえない"まま試合を終えてしまった。試合後、「光はあった」と語っていた清宮だが、負けず嫌いが故に悔しさも半端なく、再度対角線に立つ日をイメージしながら、その時がやって来る日を待ち続けた。
「やれることはやったので、良い緊張感でできると思います」
武藤はGHCヘビー級チャンピオンの潮崎にも色気を見せているが、「プロレス界の景色を塗り替える」覚悟を持って、武藤に狙いを定めた清宮がしっかり準備をして来たのは、惚れ惚れするほど鍛え上げられた肉体を見ればよく分かる。武藤の視界に入っているのなら、パートナーの潮崎も味方ではない。
試合の先発は清宮と武藤でスタート。前回は武藤のグランドテクニックに翻弄されてしまった清宮だが、しっかりと応戦。武藤が場外に出ると強引にリング内に戻して攻撃を加えるなど、先手先手を行く姿勢が目立った。
武藤や丸藤のスリーパーに苦しめられた清宮だが、これを耐え凌ぎ、丸藤と対峙した際にはコーナーの武藤を襲撃するなど、武藤の目を自身から離れないように意識させた。武藤がシャイニングウィザードを炸裂させれば、清宮は投げっぱなしのタイガースープレックスで対抗。丸藤が清宮の膝に虎王を突き刺し、武藤がドラゴンスクリューから足四の字固めで分断すると、最後は丸藤が潮崎にキックの連打から新技、真・虎王を顎元に炸裂させてカウント3。M'sアライアンスが勝利を収めている。
試合後、清宮は「この間、3対3で闘って、今日タッグで闘って、あと一つ残ってるでしょう!?俺はもっとあなたの領域に踏み込んでいきたいんです!横浜文体で俺とシングルマッチ、やってください!」とシングルマッチを要求。すると武藤は「またPCR検査受けて、お互い陰性だったらやろう!」と武藤らしい言い回しでこれを受諾。
バックステージで武藤は「GHCのあのチャンピオンベルトは俺の視野の中には入っている。その前に俺は清宮!なかなか若くて、だいたいああいう若いヤツを食べて、エキスにして、俺も長らえてるところがあるからさ。GHCの前に若造をちょっと。あの若さという伸びしろは脅威ですよ」と清宮の若さを「脅威」と評価。
清宮は「武藤敬司、あの人の懐の深さには感謝しかないよ。3対3で当たって、2対2で当たって、どっちも自分の不甲斐ない試合だったけど、それでもシングルマッチをやってくれる。だからこそ、俺は8月10日、横浜文体、あの人の領域まで踏み込んでみせる。プロレス界のナンバーワンになるために、絶対に文体であの人と同じステージに立ってみせます!」と"武藤超え"を高らかに宣言。
この試合の結果を受けて、8.10神奈川・横浜文化体育館大会で、GHCヘビー級選手権試合、潮崎対丸藤と、スペシャルシングルマッチ、清宮対武藤が正式決定した。
横浜文体ラストとなるノア真夏の祭典は、豪華カードが揃うことになりそうだ。
◆プロレスリング・ノア◆
『STAY TOGETHER FOREVER ! day1』
2020年7月18日 観衆 494人
東京・後楽園ホール
▼スペシャルタッグマッチ(60分1本勝負)
●潮崎豪&清宮海斗(20分48秒 片エビ固め)武藤敬司&丸藤正道○
※真・虎王
文●どら増田
【動画】「あの人の領域まで踏み込んでみせる」清宮が武藤とのシングルマッチの意気込みを語る