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ITでハンドボール界を変える!ジークスター東京が日本リーグに参戦

THE DIGEST編集部

2020.07.29

会見に臨んだ横地康介監督(中央)と4選手。左から、甲斐昭人、森下将史、東長濱秀希、信太弘樹。

 ハンドボールのトップリーグである日本ハンドボールリーグに、今季から参入するジークスター東京。日本代表3選手の移籍や高校生のトライアウトを行うなど、話題を集めた新チームが、8月29日から始まる第45回日本リーグを前に、都内で会見を行った。

 今シーズンの日本ハンドボールリーグは、男子11チーム、女子9チームで行われる。チームの本拠地は、北陸や東海、九州地方に多く、2003年シーズンを最後に、東京都をホームタウンとするチームは不在だった。首都圏のハンドボールファン、スポーツファンに向けて、ハンドボール界が求めていた東京都を本拠地とするのが、今季参入するジークスター東京である。

 ジークスターは、ITコンサルティングやビジネスイノベーションを手掛けるフューチャー株式会社のグループ会社がクラブ運営を行うことから、ITを駆使したチームマネジメントにも注目が集まる。プロ野球・福岡ソフトバンクホークスも提供を受ける試合分析や映像解析、AIシミュレーションなどのチーム強化システムを導入する。
 
 フューチャーグループCEOの金丸恭文氏は、「データを駆使して解析した結果を監督にフィードバックし、直感や経験の価値を最大化してもらう。フューチャーグループの顧客や技術で最強のサポーターとなる」と宣言。

 大崎電機から移籍した東長濱秀希は、「スポーツとITを掛け合わせて、東京からハンドボールに新しい風を吹き込むと聞いて、ぜひチームの一員として戦いたいと思いました。今シーズン、優勝を目指してプレーする」と語った。

 ユニフォームは、デンマークのスポーツブランドhummel(ヒュンメル)製。ヨーロッパの強豪チームを参考に、スポンサーロゴのカラーをモノクロにしたモノトーンユニフォームに。8月29日に開幕を迎える日本ハンドボールリーグで、ジークスターはアウェーでトヨタ車体と対戦する。