2016年のリオ・オリンピックで、バドミントン界に日本史上初の金メダルをもたらしたダブルスの“タカマツ”ペアこと高橋礼華と松友美佐紀。金メダリストとして東京五輪での連続出場を目指していた両名は8月19日、オンラインで会見を開き、高橋の引退とペアの解消を発表した。
この日は、4年前に二人が金メダルを獲得した日だった。決勝戦で、デンマークのペアに体格差と劣勢をはねのけて大逆転勝利し、日本中を感動させたのは記憶に新しい。二人は会見で、「勝ち続けていくことの難しさ」を語り、これまで重ねてきた時間を思って涙し、二人だけのかけがえのない絆をのぞかせた。そんな“タカマツ”の軌跡を表わしたトリビュート動画『VS MACHINES(ヴァーサス・マシーンズ) 』をSK-IIが製作、20日に公開している。
『VS MACHINES』は、完璧を追求した機械(マシーン)が人間を支配する世界を描いた壮大なSF作品。そこで二人はマシーンとなり、プログラムをこなして勝ち続けるも、「勝つことがすべて」ではないと気づく。マシーンは巨大なモンスターとなってプログラムを逸脱した二人の前に立ちはだかるが、二人はこれまでもそうしてきたように果敢に立ち向かっていく――。
同作への思いを二人はこうコメントしている。
「私たちは競技をきっかけに出会いましたが、“タカマツペア”だったからこそ、ここまで来られたと思っています。引退は容易な決断ではありませんでしたが、松友選手のエールと、二人で成し遂げてきたことすべてに心から感謝しています。『VS MACHINES』には、私たちのこれまでの軌跡と絆を描いていただいており、感動しました。私たちのこれまでの経験が表現されていると思います」(高橋)
「『VS MACHINES』には私たちの軌跡と絆が描かれていて、いろんな思いが込み上げてきました。先輩がいたからこそ、ここまで来ることができたし、先輩がいたからこそ、ここまで努力し続けられたと思います。見たことない景色も、味わったことない苦労も感動も、先輩と一緒だったからこそ、経験できたんだと思います。『2人ならできる』。この想いがあったからこそ、2 人の心の絆があったからこそ、今の自分たちがいるんだと思います」(松友)
会見で、高橋は自分たちの強みについて「身体が小さいのでパワーには劣るけれど、それでも勝てることをリオで証明できた。大きな相手にも立ち向かっていった」と誇り、松友は「辛いことや苦しいことの方が圧倒的に多かった。でも、先輩と諦めずにやってきた。その過程が何よりの先輩との思い出」と振り返り、これからも互いに一番に応援していくと誓った。
取材・文●松山ようこ
この日は、4年前に二人が金メダルを獲得した日だった。決勝戦で、デンマークのペアに体格差と劣勢をはねのけて大逆転勝利し、日本中を感動させたのは記憶に新しい。二人は会見で、「勝ち続けていくことの難しさ」を語り、これまで重ねてきた時間を思って涙し、二人だけのかけがえのない絆をのぞかせた。そんな“タカマツ”の軌跡を表わしたトリビュート動画『VS MACHINES(ヴァーサス・マシーンズ) 』をSK-IIが製作、20日に公開している。
『VS MACHINES』は、完璧を追求した機械(マシーン)が人間を支配する世界を描いた壮大なSF作品。そこで二人はマシーンとなり、プログラムをこなして勝ち続けるも、「勝つことがすべて」ではないと気づく。マシーンは巨大なモンスターとなってプログラムを逸脱した二人の前に立ちはだかるが、二人はこれまでもそうしてきたように果敢に立ち向かっていく――。
同作への思いを二人はこうコメントしている。
「私たちは競技をきっかけに出会いましたが、“タカマツペア”だったからこそ、ここまで来られたと思っています。引退は容易な決断ではありませんでしたが、松友選手のエールと、二人で成し遂げてきたことすべてに心から感謝しています。『VS MACHINES』には、私たちのこれまでの軌跡と絆を描いていただいており、感動しました。私たちのこれまでの経験が表現されていると思います」(高橋)
「『VS MACHINES』には私たちの軌跡と絆が描かれていて、いろんな思いが込み上げてきました。先輩がいたからこそ、ここまで来ることができたし、先輩がいたからこそ、ここまで努力し続けられたと思います。見たことない景色も、味わったことない苦労も感動も、先輩と一緒だったからこそ、経験できたんだと思います。『2人ならできる』。この想いがあったからこそ、2 人の心の絆があったからこそ、今の自分たちがいるんだと思います」(松友)
会見で、高橋は自分たちの強みについて「身体が小さいのでパワーには劣るけれど、それでも勝てることをリオで証明できた。大きな相手にも立ち向かっていった」と誇り、松友は「辛いことや苦しいことの方が圧倒的に多かった。でも、先輩と諦めずにやってきた。その過程が何よりの先輩との思い出」と振り返り、これからも互いに一番に応援していくと誓った。
取材・文●松山ようこ