格闘技・プロレス

大仁田厚組がノア・杉浦軍に快勝し、電流爆破を要求!「本気でやるなら、桜庭和志も上げてやる」

どら増田

2020.08.26

杉浦軍に勝利した大仁田厚&宮本裕向&ロッキー川村(左から)

 爆破甲子園実行委員会は25日、東京・後楽園ホールで『STREET FIGHT CLUB Produced by 爆破甲子園』を開催した。後楽園は火を使うことが禁止されていることから、日本では大仁田厚がFMWで浸透させたストリートファイト・スクランブルバンクハウスデスマッチをメインにラインナップ。昨年8月26日の「TAKAYAMANIA」以来、1年ぶりに"聖地"後楽園ホールに帰還した。

 メインイベントでは、大仁田厚&宮本裕向&ロッキー川村と、プロレスリング・ノアの杉浦軍から、杉浦貴&NOSAWA論外&カズ・ハヤシが参戦し、ストリートファイト・スクランブルバンクハウスデスマッチで激突。中でも杉浦が、斬新かつ馴染んでいたのは凄いところである。

 試合は、大仁田が開始早々、NOSAWA、杉浦にイス攻撃を見舞い、机上パイルドライバーをNOSAWAに決めるなど攻め立てた。しかし、杉浦軍も黙ってはいない。立てた4つのイスの上に設置された有刺鉄線ボードの上に、杉浦がボディスラムで大仁田を投げ捨てる。さらに、杉浦、カズが有刺鉄線バットで大仁田を一撃した。

 宮本と川村がイス盛りの上にブレーンバスターで杉浦を投げてダメージを与え、息を吹き返した大仁田は、割れた机の破片で、杉浦軍3人の脳天を叩き、NOSAWAにサンダーファイアー・パワーボムを繰り出すもカウントは2となる。

 大仁田は杉浦のイス、NOSAWAのギター攻撃を食らったがフォールは許さない。立てた机に杉浦を寝かせ、宮本がトップロープからダイビング・エルボーを投下。大仁田はイス攻撃から、2発目のサンダーファイアーをNOSAWAに見舞ったが、またもやカウント2。大仁田は左のアバラ骨を傷めながらも、イス攻撃4連発でNOSAWAから3カウントを奪った。
 
 マイクを持った大仁田は「練習量が足りなくて、アバラが折れたみたい。杉浦! 論外! カズ! オマエら今度はなんと言われようと、電流爆破のリングに上がれ!」と絶叫する。

 控室に引き揚げた杉浦は「負けたままで終われない。何年か前に電流爆破やったし、バットもやってる。やってやってもいいよ。邪道にまみれてもいいよ。ここまで来たら」と迎撃態勢。論外が「いつでも。スケジュールが合えば」と言えば、カズも「もちろん。行かなくちゃ」と発言。さらに、NOSAWAは「大仁田が本気でやるなら、桜庭和志も責任をもって我々が電流爆破に上げてやる。オレとスギさんが言ったら、サクさんも『ウン』しか言えないんだから」と、桜庭の名まで挙げる始末。
 
 大仁田は「宮本選手はデスマッチもできて、オールマイティにできて、宮本選手みたいな選手がきて喜ばしい。オレ、レオン・スピンクスとやったんですけど、ボクサーの選手がストリートファイトをやってくれるのは素晴らしいこと。敵をほめるわけじゃないけど、論外選手、杉浦選手、カズ選手、ストリートファイトに上がってくれてありがとう。アバラが折れてると思うんですけど、この借りは必ず返す。次は誰がなんと言おうと、オレたち3人で電流爆破やるから、上がってこいや!」と改めてアピール。報道陣から、杉浦軍が受諾したと聞くと、大仁田は「それなら電流爆破(バット)10本用意しようか」と意気込んだ。