格闘技・プロレス

新日本21年ぶりの神宮球場 、内藤哲也が"謀反者"EVILを倒して二冠返り咲き!

どら増田

2020.08.29

IWGPのダブル王座をEVILから奪い返した内藤。(C)新日本プロレス

 新日本プロレスは29日、東京・明治神宮野球場で『D4DJ Groovy Mix Presents SUMMER STRUGGLE in JINGU』を開催した。新日本が神宮球場に進出するのは21年ぶり2度目。

【PHOTO】新日本プロレス21年ぶりの神宮球場開催!ダブル選手権試合 内藤哲也 VS EVILを写真で振り返り!

『ニュージャパンカップ2020』を暴走三昧で優勝した挙句、ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンを離脱し、バレットクラブに移籍。内藤哲也からIWGPヘビー級&IWGPインターコンチネンタル二冠王座を強奪したEVILに「レンタル期間は終了だ」とリターンマッチ権の行使を明言した内藤。両雄の決戦の場は晴天の神宮球場が選ばれた。

 内藤はEVILのセコンドに付いたディック東郷を襲撃し排除してから試合開始のゴング。だがEVILは早くも場外でイスを手にすると、内藤の首にもうひとつのイスをかけてフルスイング。リング内外でパワー&ラフそして、チャンピオンになってからの自信を内藤にぶつけて行くEVIL。内藤は雪崩式フランケンシュタイナーなど、立体的な技で応戦するも不適に笑い続けるかつての盟友相手に大苦戦。

 EVILがレッドシューズ海野レフェリーに体当たりをすると、東郷が待ってましたとばかりにリング乱入し、内藤を攻撃する。ロスインゴもBUSHIが救出に入るが、今度は外道が入って来てこれを阻止。さらに東郷が金属製のワイヤーで内藤を締め落とそうとすると、SANADAが登場し、東郷&外道を蹴散らすだけではなく、控室へ連行する。

 ようやく1対1の構図になると、一進一退の攻防に。最後は内藤が正調デスティーノを決めて、カウント3。内藤が再び二冠王に返り咲いた。
 
 終了後、内藤はマイクを持つとリング上で、「21年ぶりの新日本プロレス、神宮球場大会そして野外で行なわれる真夏のビッグマッチ、皆さん楽しんでいただけましたでしょうか? 今回の神宮大会の成功は、テレビの前の皆様、インターネットの前の皆様、そして暑い中、ここ神宮球場にかけつけてくださった皆様のおかげ、心から感謝いたします。グラシアス、アミーゴ。

 まだまだコロナの影響で我慢の日々が続きますが、その我慢の先に明るい未来がきっと待っていると思うので、一緒に乗り越えていきましょう。今日は皆さまと一緒に叫ぶことはできませんが、心の中で一緒に叫んでください。新日本プロレス21年ぶりの神宮大会、最後の締めはもちろん、BUSHI、SANADA、ヒロム、鷹木、内藤、ロスインゴブレナブレス デ・ハ・ポン!」と叫ぶと、神宮球場の夜空に花火が上がった。

◆新日本プロレス◆
『D4DJ Groovy Mix Presents SUMMER STRUGGLE in JINGU』
2020年8月29日
東京・明治神宮野球場 観衆 4710人
▼IWGPヘビー級&IWGPインターコンチネンタルダブル選手権試合(60分1本勝負)
<挑戦者>内藤哲也○(26分20秒 片エビ固め)●EVIL<王者>
※デスティーノ
※EVILが2度目の防衛に失敗、内藤が第72代IWGPヘビー級、第26代IWGPインターコンチネンタル王者となる

文●どら増田