元体操女子日本代表の田中理恵さんが31日、大学スポーツ協会とプレミアム音声サービス「Now Voice」が連携して開催しているオンライン特別夏期講座『夢をチカラに』第５回に登壇。新型コロナにより活動自粛を余儀なくされている運動部学生に向けて自身の経験を語った。

【PHOTO】エレガントな演技で観客を魅了！ロンドン五輪にも出場した「田中理恵」のキャリアを厳選ショットで振り返り！

　先日は日本テレビ『24時間テレビ　愛は地球を救う』にて、現役引退以来７年ぶりとなる床の演技を披露した田中さん。オファーを受けたときの心境については「本当に１ヵ月前だったので、すごく悩んだ」と明かしており、家族やマネージャーと相談した結果、「『やろうよ』ってみんなで意見が一致した」「それがきっかけで自分の中で成功させてやろうっていう強い気持ちに変わりましたね」と振り返っている。

　また、実際に演技を終えた後の周りの反響は、「ロンドン五輪に出たときよりも実は連絡が100件以上来ていて多かった」という。現役選手からも多くのメッセージも届いたそうで、「あと１ヵ月あったらひねりができたのにとか、もっと練習したかったという気持ちが強かった」と感想を述べた。
  　また、YouTubeでもアクティブな配信を続けている田中さんは、ストレッチの大切さについても語っている。自身の現役時代では「その日の疲れはその日に取るように、練習よりもマッサージ、ストレッチ、アイシングっていうのは、徹底して全力を尽くしていました」と振り返り、視聴者に向けては「できるだけゆっくり長く、モチベーションを常に保ちながら、楽しんでやってもらいたい」と話した。

　同配信の最後では「いま皆さん大変な時期だと思うんですけど、あまり考えこみすぎずに、一歩一歩少しでも前に進めるように、みんなで力を合わせて頑張っていけたらいいなと思います」とコメント。「私自身も協力したいなという気持ちがすごくあるので、みんなで支え合いながら頑張っていきましょう」とエールを送っている。

構成●THE DIGEST編集部