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格闘技・プロレス

「2本のベルトを保持した男の宿命かな」新日本 内藤哲也がタイトルと、野外大会について熱く語る

THE DIGEST編集部

2020.09.01

2つのベルトと野外の試合について提案した内藤。(C)新日本プロレス

2つのベルトと野外の試合について提案した内藤。(C)新日本プロレス

 新日本プロレスが31日、8.29神宮球場大会の2夜明け会見を行なった。

 冒頭には9月3日から開催される『NEW JAPAN ROAD』にて、第62代IWGPジュニアタッグ王座決定リーグ戦を行なうことを発表。これはYOH&SHOが保持していた王座が、YOHの左膝前十字靭帯の断裂により今年中の復帰が困難なため、返上したことによる。
 
 パートナーのSHOは会見に出席し、「不本意ではありますが、返上という形にさせていただきました。このジュニアタッグのベルトに関しては、今年の東京ドームで取り返した自分たちにとっても凄い思い入れのあるベルトなので、このベルトに関しては、YOHさんの復帰を待って、また一緒に取り返したいと思います」とコメントした。

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 続いて登場したのは内藤哲也。IWGPヘビー級&IWGPインターコンチネンタル王座をEVILから奪還しての会見となる。野外でのビッグマッチは初めてだったという内藤は「あの開放的な空間、そして試合中、感じる風、 すごく気持ち良かったし、心地よく感じましたね」とその爽快感を語る。

 そして「会見で話したかったこと」として今回2つの提案をした。

 1つは二冠問題について。「もともと俺は2つのベルトを同時に保持することを目指した。べつに俺は統一したかったわけではない。でも、毎回毎回、2本のベルトが懸けられたタイトルマッチが行なわれ、新日本プロレスとしては統一って思ってるんですかね? まあ、統一なら統一で構わないと思いますよ。だったら、2本のベルトを1本にまとめればいいんじゃないですか? その方がわかりやすいよ。でも、統一じゃないと言うのであれば、やはり俺の希望通り別々にタイトルマッチを行なったほうがいいと思うし、お客様も見やすいでしょう。そりゃ、ひとシリーズで2回もタイトルマッチがあったら、精神的にも肉体的にもしんどいですよ。でも、これは2本のベルトを保持した男の宿命かな。たとえきつくても、それぐらいやりますよ」と、ヘビー級、インターコンチネンタル王座に関して、統一をするか、別々にタイトルマッチを行なうか決めたほうがいいと提案した。
 
 そして内藤が初めて体験した野外の大会について「俺はこのままで終わりにしてほしくないな、終わらせたくないなと。だから、また野外でのビッグマッチがあってもいいんじゃないかなって、思いました。天気の不安とかいろいろありますけどね。また来年も開催してほしいな。毎年恒例、真夏の神宮球場でもいいですよ」と、熱望した。

 もちろん神宮球場にこだわっているわけではなく、「毎年開催場所を変えてもいいじゃないですか」と神宮以外の球場、また、それ以外の球場で全国各地を回ることもアイデアの一つにあげた。そして「その先にはね、マツダスタジアムでの大合唱っていうのも、もちろん見据えてますよ」と、大の広島カープファンらしい一面をのぞかせた。

 薄暮から漆黒の夜空へ移り変わり、フィナーレには大きな花火が打ちあがる。このエモーショナルな大会が来年以降も続けば、プロレスの夏の風物詩になっていくことだろう。

構成●THE DIGEST編集部
 

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