バレーボール男子日本代表の石川祐希が新天地アリアンツ・パワーバレー・ミラノで、いよいよ練習を開始した。同クラブが、同選手の高いポテンシャルが光るコート上の１ショットを公開した。

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　石川は、イタリア入り後に新型コロナウイルス感染拡大防止のための14日間にわたる隔離期間を終え、同27日に新チームと合流。翌28日には、トレンティーノとのテストマッチに先発出場し、新しいチームメートとともに実戦形式の調整を行なった。

　同クラブは8月31日、“フライング”のタイトルで石川がボールを打つ直前の空中姿勢を捉えた写真を公式SNSで公開した。“My dream is to fly over the rainbow so high（私の夢はかなたの虹を飛び越えること）”と、2007年に発表され大ヒットしたスイス出身DJイヴ・ラロックのアルバム曲の歌詞（題名兼）を引用してコメント。同選手が高く跳び上がった瞬間のショットに今後の大きな飛躍への期待を重ねた。

　好調さがうかがえる石川の完璧なフォームを収めた写真には、アップから10時間ほどで、3,000超えの “いいね”が集まっている。世界中のファンからは、「美しすぎる～」「さらに進化している！」「ベストショット！待ち受けにしなくちゃ」「神々しい～」「ユウキ、あなたなら飛んでいけるわ」「惚れ惚れします！」「世界レベルの跳躍」「見ているだけで、幸せな気分」と、感嘆と期待のメッセージが数多く寄せられている。
  　また、石川も3得点をあげたテストマッチの後に、自身のインスタグラムを更新。
「昨日からチームに合流しました(^^)
これから新しい環境でさらにレベルアップしていきます
まずは9月の試合に向けてコンディションを上げること！
試合まで約2週間。その中で最高の準備を」
　というメッセージとともに試合中の写真を公開して近況を報告している。

　同クラブは、8月31日付で公式HPにアップしたルーチョ・フサロ会長のインタビュー記事でも石川の写真を採用。記事トップで、新シーズンへの意気込みを語った同会長と練習着姿の同選手が、コートで肘タッチするツーショットを掲載しており、日本のエースへ向けられるクラブの熱意と期待度が伝わってくる。

　石川の公式戦デビューは、9月13日にパヴェシセンター（ミラノ）で行なわれるヴェローナ戦（コッパイタリア）になる見通し。日本代表でお馴染み、背番号「14」をつけた石川の活躍が、とても楽しみなシーズンになりそうだ。

構成●THE DIGEST編集部