格闘技・プロレス

新日本・IWGPジュニアタッグ王座決定リーグ戦、デスペラード&金丸が1位通過!

どら増田

2020.09.10

デスペラードは場外でヒロムを攻撃(左)金丸はBUSHIのマスクに手をかける(右)。(C)新日本プロレス

 新日本プロレスは9日、宮城・仙台サンプラザホールで『NEW JAPAN ROAD』を開催した。今シリーズは第62代IWGPジュニアタッグ王座決定リーグ戦を中心に激闘が繰り広げられている。

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 4チーム総当たりの今回のリーグ戦。初日は高橋ヒロム&BUSHIが2戦2勝の首位。これを1勝1敗の田口隆祐&マスター・ワトと、エル・デスペラード&金丸義信が追う展開。石森太二&外道は2戦2敗と早くも優勝戦線から大きく後退した。

 この日の結果次第で11日に東京・後楽園ホール大会で行なわれる決勝のカードが決まるとあって、注目が集まった。

 まずセミファイナルでは、田口&ワトと、石森&外道が対戦。試合は全敗するわけにはいかない石森&外道がインサイドワークを駆使して、最後は石森がワトをBone Lockで捕獲し勝利を収める。両チームは1勝2敗で並んだため、メインでデスペラード&金丸が敗れれば1勝2敗で3チームが三つ巴となる。直接対決では田口&ワトがデスペラード&金丸に、デスペラード&金丸が石森&外道に、そして石森&外道が田口&ワトに勝利を収めていることから、2位チームの優越がつかなくなり、3WAY戦ないし、決勝が4WAY戦になる可能性も考えられる状況となった。

 デスペラード&金丸がヒロム&BUSHIに勝てば11日の後楽園大会はこの2組の再戦が組まれるという条件の中、メインイベントの4選手が入場した。

 序盤、デスペラード&金丸はBUSHIをヒザ攻めで苦しめるが、ヒロム&BUSHIもチームワークで徹底抗戦。終盤、ヒロム&BUSHIは相手チームを分断し、BUSHIがデスペラードにMX。しかし、デスペラードがかわすと、金丸がBUSHIのマスクに手をかける。その隙を突いたデスペラードはBUSHIに急所攻撃を見舞うと、エル・エス・クレロにつないで勝利となった。
 
 この結果、デスペラード&金丸組がリーグ戦1位、ヒロム&BUSHI組が2位で終了。11日の後楽園大会では、この両チームがベルトを賭けて再び対戦することになった。

 試合後、金丸が「おい、これがタッグチームだよ! 次の後楽園も、これがタッグチームというのを証明してやるから、よく覚えとけ。よく勉強しろ」宣戦布告。一方ヒロムは「楽しみが増えたよ。決勝戦で誰だかわからない奴とやるよりも、まあ負けたから言うんだけどさ、おもしろくなったんじゃないの? そう思うんだろ、全員? いいよ、俺たちが最後に勝って、後楽園で俺たちがチャンピオンになるのは間違いねえんだ。今日以上に楽しませてくれな」と不敵な笑みを浮かべた。

◆新日本プロレス◆
『NEW JAPAN ROAD』
2020年9月9日 宮城・仙台サンプラザホール
▼第62代IWGPジュニアタッグ王座決定リーグ戦(60分1本勝負)
<2勝1敗 4点>高橋ヒロム&●BUSHI(17分15秒 エル・エス・クレロ)エル・デスペラード○&金丸義信<2勝1敗 4点>
※直接対決の結果によりデスペラード&金丸が1位、ヒロム&BUSHIが2位通過

▼第62代IWGPジュニアタッグ王座決定リーグ戦(60分1本勝負)
<1勝2敗 2点>田口隆祐&●マスター・ワト(14分34秒 Bone Lock)石森太二○&外道<1勝2敗 2点>

文●どら増田