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格闘技・プロレス

新日本G12日目、内藤哲也が棚橋弘至との激戦を制して白星発進!「全勝で優勝することこそ、今、俺に求められてること」

どら増田

2020.09.21

棚橋にさんざん攻めさせた後、一気に転じて仕留める横綱的な試合展開で勝利した内藤。(C)新日本プロレス

棚橋にさんざん攻めさせた後、一気に転じて仕留める横綱的な試合展開で勝利した内藤。(C)新日本プロレス

 新日本プロレスは20日、大阪・大阪府立体育会館(エディオンアリーナ大阪)で『G1クライマックス30』Bブロック公式戦を開催した。

 メインイベントは棚橋弘至が、IWGPヘビー級&IWGPインターコンチネンタル二冠王者の内藤哲也と対戦。

 まず先に棚橋が入場、続いて内藤が2本のベルトを手に白いスーツの“正装”でゆっくりと入って来た。ゴングと同時に客席を煽る棚橋の身体はさらにシェイプアップされている。内藤はなかなか組み合おうとしないところを、棚橋が先に足を取りにいき、グラウンドの攻防へ。棚橋は内藤の左膝に、内藤は棚橋の首に狙いを定めたようだ。

 棚橋はドラゴンスクリューで相手の膝を攻めまくる。内藤は膝のダメージはかなり大きく、なかなか反撃ができない。さらに場内は棚橋を後押しする大きな手拍子が鳴り響く。

 激しいエルボー合戦を繰り広げ、内藤がバックエルボーで崩しにかかるが、棚橋は歯を食いしばって踏ん張る。その後、棚橋が主導権を握り、ハイフローアタックからハイフライフローを狙って決めにかかるも内藤にかわされる。ここから一気に反撃に出た内藤が、最後はバレンティアからデスティーノで勝利。敗れはしたが、大善戦した棚橋にとって今年の『G1』は復活するに相応しい舞台になりそうだ。
 
 試合後、内藤は「まあ、彼にとってはさ、この『G1 CLIMAX』の中でも特に、この内藤戦に懸ける意気込みは強かったでしょう。なんなら、ほかの8試合全敗してでも、今日の内藤戦だけは勝利したかったはずだよ。いろいろ溜まってたでしょう。いっぱい吐き出せばいいよ。たくさんコメント出せばいいよ。ただし、ただし、俺にとっては残念ながらリーグ戦の中の一つ、でしかなかったかな。確かに俺は、棚橋への思い入れはあるよ。もちろんあるけどさ、でも残念ながら、今現在、オレを脅かす存在ではないかな。ま、確かにこのリーグ戦、1敗すれば、2敗までセーフだ、3敗までぎりぎり間に合うんじゃないか、みたいなね、そんな甘い考えは、俺の中ではないよ。すべて勝って、そして優勝決定戦へ進む。そこでも勝って、全勝で優勝することこそ、今、俺に求められてることだし、『G1 CLIMAX』優勝者に求められてることだと思うんでね。まあ、さっきも言ったように残念ながらこの一戦は、俺にとってリーグ戦9試合のうちのひとつ、いやちょっと待てよ、優勝決定戦も含めて10試合の中のひとつにしか過ぎないよ」とすでに気持ちはザック次のザック・セイバーJr.戦へ向かっている。

◆新日本プロレス◆
『G1クライマックス30』
2020年9月20日
大阪・大阪府立体育会館(エディオンアリーナ大阪) 観衆 2640人

▼Bブロック公式戦(30分1本勝負)
<1敗=0点>●棚橋弘至(27分16秒 片エビ固め)内藤哲也○<1勝=2点>
※デスティーノ
<1勝=2点>○ザック・セイバーJr.(15分54秒 ヨーロピアンクラッチ)EVIL●<1敗=0点>
<1敗=0点>●後藤洋央紀(17分15秒 GAME OVER)KENTA○<1勝=2点>
<1勝=2点>○矢野通(6分16秒 リングアウト)SANADA●<1敗=0点>
※場外でSANADAと上村優也を足首をテーピングで巻きつける
<1勝=2点>○ジュース・ロビンソン(15分57秒 片エビ固め)YOSHI-HASHI●<1敗=0点>
※パルプフリクション

文⚫︎どら増田

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