世界最大のプロレス団体WWEは日本時間29日、主力ブランドのロウをアメリカ・フロリダ州、オーランドのアムウェイセンターWWEサンダードームから世界配信した。

“明日の女帝”こと王者アスカが前日のPPV『クラッシュ・オブ・チャンピオンズ』の再戦となるロウ女子王座戦でゼリーナ・ベガと再び激突した。
　
　試合前からアスカは「お前が私に負ける準備ができてるといいがな」とゼリーナを挑発すると試合では序盤からアーム・バーを決めて攻め込んだ。さらにゼリーナのビンタを食らったアスカは表情を一変させて強烈なポップアップ・ニー・ストライクを叩き込むと、串刺しヒップアタックやジャーマン・スープレックス、スライディング・ニーと怒涛の連続攻撃を放った。

　一方のゼリーナも昨日の試合でダメージが残るアスカの左腕をアームロックで締め上げる。さらにバックスタバーからムーンサルトを狙ったが、逆にアスカがゼリーナをアスカロックで捕まえてタップ勝ち。アスカはゼリーナ相手に2日連続で王座防衛に成功した。

　アスカは絶対王者に向けて着実に歩みはじめているようだ。
  “忍者”戸澤陽が王者Rトゥルース、ドリュー・グラックを相手にトリプルスレット24/7王座戦で激突した。

　バックステージで王座の奪い合いを展開した3人だったが、試合では戸澤とグラックが共闘。序盤から戸澤とグラックがRトゥルースに襲い掛かるとターンバックルに叩きつけて攻め込んだ。

　その後はRトゥルースがフォールの取り合いで揉める戸澤とグラックにクローズラインを放つと2人もスープレックスで反撃。しかし、グラックが突如裏切って戸澤を攻撃し、捕まえたRトゥルースを必殺のグロックで締め上げる。

　ここで戸澤が放ったダイビング・セントーンがグラックにヒットし、辛うじてこれを回避したRトゥルースが戸澤にフェイスバスター。そしてグラックにアティテュード・アジャストメントを決めて3カウント。戸澤は王座奪還ならず、またもやRトゥルースが王座防衛に成功している。

◆WWE◆
『ロウ』
2020年9月29日（日本時間）世界配信
アメリカ・フロリダ州オーランド アムウェイセンターWWEサンダードーム
▼ロウ女子選手権試合
＜王者＞○アスカ（アスカロック）ゼリーナ・ベガ●＜挑戦者＞
※アスカが防衛に成功
▼24/7選手権試合トリプルスレットマッチ
＜王者＞○Rトゥルース（片エビ固め）ドリュー・グラック●＜挑戦者＞、戸澤陽＜挑戦者＞
※アティテュード・アジャストメント
※Rトゥルースが防衛に成功

文⚫︎どら増田

【動画】アスカ防衛に成功！豪快なヒップアタック！