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格闘技・プロレス

新日本『G1』バレットクラブ亀裂か?ジェイが裕二郎に怒り心頭!「これもEVILの策略?」

どら増田

2020.10.11

ジェイに対して突然反旗を翻したとも取れる行動を起こした裕二郎。(C)新日本プロレス

ジェイに対して突然反旗を翻したとも取れる行動を起こした裕二郎。(C)新日本プロレス

 新日本プロレスは10日、大阪・大阪府立体育会館で最強戦士決定戦『G1クライマックス30』Aブロック公式戦を開催した。

 第3試合では、ジェイ・ホワイト(4勝2敗)と高橋裕二郎(0勝6敗)のバレットクラブの同門対決が実現。日本にいない間に加入したEVILに対しては辛口コメントが目立つジェイだが、8日の試合後「ユージローのことはすごく信頼している」と、裕二郎を評価するコメントをした。しかし、EVILは「ジェイは裕二郎を随分と信頼しているようだな」と不適な笑みを浮かべており、この試合が一気に注目されることに…。

 ジェイは試合用のコスチュームではなくトレーニング着で登場。そして、白星を献上するよう、裕二郎に寝転がるように要求。だがジェイは3度にわたりカウント1で離れて、笑みを浮かべる。4度目で決めにかかると、裕二郎はカウント2でキックアウトする。

「ジョークだろ?」と裕二郎に確認するも、またもやカウント2でキックアウト。ジェイはマネージャーの外道に不満を訴えるが、その隙を突いて裕二郎が丸め込みを連発。抗議するジェイにショートレンジラリアットから、インカレスラムを炸裂。裕二郎は完全に勝ちを狙うモードだ。

 裕二郎はジェイをレフェリーに突き飛ばすが、寸前でジェイが止まるとローブローから丸め込むがカウントは2。マイアミシャインもカウント2で返されると、ピンプジュースを狙う裕二郎にジェイがローブローのお返し。最後はジェイがブレードランナーを決めカウント3を奪取した。

 試合後、ジェイはリング下から椅子を取り出して、裕二郎を殴ろうとするが、外道がなだめてこの場を収めている。
 
 しかし、ジェイはインタビュースペースに来るや大荒れで、「ゲドー!お前も一緒になって俺をハメたのか?お前が仕組んだことなのか?」と外道に詰め寄る始末。ジェイは「ユージローは優勝の可能性もないのに何であんな行動に出たんだ?“Jay1”まだ俺に優勝の可能性はある。何でユージローは邪魔をするんだ?これもEVILの策略か?」と不審感を露わにすると、外道は「それとは思えない。俺がなんとか解決するから時間をくれ」と説得した。

 一方の裕二郎は「ジェイ・ホワイトは今までで1番のバレットクラブのリーダーだよ。でもよ『G1クライマックス』では…関係ないのかもな」と含みのあるコメントを残している。バレットクラブは公式戦でEVILに敗れたKENTAも「俺なりに思うことがある」と語っており、コロナ禍における自粛期間中に、日本滞在組とアメリカ滞在組に分かれていたバレットクラブのメンバー内に温度差があるのは間違いなさそうだ。

『G1』の結果次第では情勢が動く可能性も考えられる。Aブロックは、飯伏幸太、オカダ・カズチカ、ウィル・オスプレイ、そしてジェイの4選手が2敗で首位の座をキープ。ここから先は直接対決が命運を握る。

◆新日本プロレス◆
『G1クライマックス30』
2020年10月10日
大阪・大阪府立体育会館 観衆 2369人
▼Aブロック公式戦(30分1本勝負)
<5勝2敗=10点>○ジェイ・ホワイト(3分40秒 片エビ固め)高橋裕二郎●<0勝7敗=0点>
※ブレードランナー

文●どら増田

【PHOTO】『G1 CLIMAX 30』後楽園大会Aブロック。連覇を狙う飯伏がコブを破り3勝目!
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