専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
格闘技・プロレス

ノア『N-1』中嶋勝彦が清宮海斗を破り優勝!“王者”潮崎豪に「お前のベルト懸けて挑戦受けてやるよ!」

どら増田

2020.10.12

『N-1』で優勝した中嶋が、GHCヘビー級のベルトをかけて潮崎豪に宣戦布告した。

『N-1』で優勝した中嶋が、GHCヘビー級のベルトをかけて潮崎豪に宣戦布告した。

 プロレスリング・ノアは11日、大阪・大阪府立体育会館(エディオンアリーナ大阪)第1競技場で、ノア最強決定戦『N-1 VICTORY 2020 ~NOAH NUMBER ONE PRO-WRESTLING LEAGUE~』優勝決定戦を開催した。

【PHOTO】ノアが後楽園で大迫力の肉弾戦!N-1 VICTORY 2020まとめギャラリー!

 決勝のカードは、GHCヘビー級チャンピオン潮崎豪を破ってAブロック代表となった清宮海斗と、今シリーズ直前に潮崎を裏切り、金剛入りを果たし『N-1』でも好調をキープしたままBブロック代表の座を射止めた中嶋勝彦の一戦。

 勝彦に続いて、清宮はビッグマッチバージョンのテーマ曲で入場すると、コーナーポストに座っている勝彦をにらみつけた。この2人は一昨年、『N-1』の前身である『グローバルリーグ戦』の決勝でも対戦しており、この時は清宮が勝利を収め優勝している。

 試合は静かな立ち上がりで、バックを取り合う攻防から始まる。勝彦は顔面を掻きむしり、ロープに走るが、清宮はカニ挟みから力強いヘッドロックで締め上げていく。勝彦の首に照準を絞る清宮。場外にエスケープした勝彦を清宮は追いかけて、攻撃を仕掛けるが、勝彦はコンプリートショットで形勢を逆転。重い蹴りを放ち場外フェンスに投げつける。リングに戻っても清宮を蹴り続ける勝彦。

 右頬が腫れた清宮だが、カウンターのドロップキックから、キャプチュード、ジャーマンスープレックスと畳み掛け、トップロープの攻防を制すと雪崩式リバースDDT。勝彦の張り手をジャンピングニーで切り返すと、タイガースープレックスが決まるもカウントは2。すると隙を突いた勝彦は右ハイキックでダウンを奪い、ぶった斬りキックからのダイヤモンドボムが決まってカウント3。勝彦が優勝した。
 
 試合後、金剛のリーダー拳王が放送席をジャックし「中嶋勝彦は金剛に入って完成された。中嶋勝彦はこれからも金剛で覚醒するからな」と予告。マイクを持った勝彦は「残念だったな。清宮海斗。その若さでここまで来たのはすごいかもな。でも、やっぱりお前はヒーローごっこなんだよ」と突き放す。
 
 続けて「俺は今いちばん強いぞ!ここから何を見る?あとひとつしかないぞ!」と話したところで、潮崎がGHCヘビー級のベルトを肩にかけて登場。勝彦は「今、お前より俺の方が強いんだよ。しょうがねぇ。お前のベルト懸けて挑戦受けてやるよ」と挑発。潮崎は無言でリングを降りた。最後は勝彦が「俺が出戻りのチャンピオンからベルトを獲って絶景を見せてやるよ!」と清宮も皮肉った上で大会を締めた。

 インタビュースペースで勝彦は「こんなN-1 VICTORYも制覇できないチャンピオンは出戻りだな。足りねえんだよ」と潮崎を一蹴。一方の潮崎は「このベルトをアイツから遠ざけてやる。GHCチャンピオンとして、潮崎豪として中嶋勝彦を負かせてやる」とインタビュースペースでチャンピオンとしての意地を見せつけている。

 敗れはしたが、清宮も潮崎を公式戦で破っていることから、潮崎が勝彦を相手に防衛をすれば清宮にもまだチャンスは残っていると言えるだろう。ノアは11.22神奈川・横浜武道館、12.6代々木第二体育館と、年内に2大ビッグマッチを控えているだけに、GHCヘビー級チャンピオンの潮崎としては、気が緩む暇がなさそうだ。

◆プロレスリング・ノア◆
『N-1 VICTORY 2020 ~NOAH NUMBER ONE PRO-WRESTLING LEAGUE~』
2020年10月11日
大阪・大阪府立体育会館(エディオンアリーナ大阪)第1競技場
▼N-1 VICTORY 2020優勝決定戦
<Aブロック代表>●清宮海斗(25分54秒 片エビ固め)中嶋勝彦○<Bブロック代表>
※ダイヤモンドボム
※中嶋勝彦が優勝

文⚫︎どら増田
NEXT
PAGE

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号