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格闘技・プロレス

「イノウエは今や敵なしだ」井上尚弥、米老舗誌の“世界最強ランク”で2位の快挙!海外メディアでも反響

THE DIGEST編集部

2020.10.22

モロニー戦を前に世界2位へとのし上がった井上。この日本のモンスターの名は今やワールドワイドなものへとなっている。 (C) Getty Images

モロニー戦を前に世界2位へとのし上がった井上。この日本のモンスターの名は今やワールドワイドなものへとなっている。 (C) Getty Images

 井上尚弥(大橋)の決戦に向けた機運が高まっている。

 現地時間10月20日、アメリカのボクシング老舗専門誌『The Ring』は、全階級のボクサーを独自に格付けしたパウンド・フォー・パウンド(PFP)を更新。WBAスーパー&IBF世界バンタム級王者の井上は、世界2位に入る快挙を達成した。

【井上尚弥PHOTO】19勝16KO無敗の最強王者!世界が恐れる"モンスター"の厳選ギャラリー

 前回までは3位だった井上だが、17日に世界3団体ライト級統一王者ワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)がIBF王者のテオフィモ・ロペス(米国)に敗れ、王座から陥落したために繰り上がり、権威ある同紙のランクにおける自己最高位を更新した。

 また、首位は前回と変わらず世界4階級制覇のサウル・アルバレス(メキシコ)が君臨。その他には、強敵を相手に大番狂わせをやってのけたロペスは6位に浮上し、敗れたロマチェンコは7位まで急落した。

 今回の順位更新を受け、海外メディアでも小さくない反響が起きている。英紙『The Sun』は、「巨大なパンチャーであるイノウエはリング内で最強の男であり続けている」と称えた。
 
「イノウエはスターダムをのし上り続けている。108ポンドでキャリアをスタートさせた日本のスターは、スーパーフライ級、ジュニアバンダム級、バンダム級でタイトルを奪い続け、無敗を維持。重たいパンチで、あのノニト・ドネアも粉砕し、今や敵なしである」

 日本時間11月1日に、アメリカ・ラスベガスでジェイソン・モロニー(オーストラリア)とのWBA&IBF世界バンタム級のタイトルマッチを行なう井上。挑戦者からは「俺は夢のためにあいつを打ち負かす。イノウエはモンスターなんかじゃない」と挑発され続けているが、日本が世界に誇る“怪物”は、いかに対峙するだろうか。

 文字通りの大戦の行方に世界が注目している。

【リング誌最新版PFPトップ10】順位右の()内は前回順位
1位(1) サウル・カネロ・アルバレス(メキシコ)
2位(3) 井上尚弥(日本)
3位(4) テレンス・クロフォード(米国)
4位(5) オレクサンドル・ウシク(ウクライナ)
5位(6) エロール・スペンスJr.(米国)
6位(10位圏外) テオフィモ・ロペス(米国)
7位(2) ワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)
8位(7) ゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)
9位(8) ファン・フランシスコ・エストラーダ(メキシコ)
10位(9) アルツール・ベテルビエフ(ロシア)

構成●THE DIGEST編集部

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