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フィギュア

男子シングルはシニア1年目の佐藤駿&鍵山優真がワンツーフィニッシュ! 果敢に4回転ジャンプに挑む【東日本選手権】

THE DIGEST編集部

2020.11.07

シニア1年目で東日本選手権を制した佐藤(左)。鍵山(右)も新プログラムを披露した。写真:森田直樹/アフロスポーツ

シニア1年目で東日本選手権を制した佐藤(左)。鍵山(右)も新プログラムを披露した。写真:森田直樹/アフロスポーツ

 フィギュアスケート東日本選手権の2日目が、山梨県甲府市の小瀬スポーツ公園アイスアリーナで行なわれた。

 男子シングルのフリースケーティング(FS)は、ショートプログラム(SP)を首位で終えた佐藤駿が制した。

 SP首位で最終滑走で登場した16歳の佐藤駿は、「Battle of the Kings」にのせて演技。冒頭4回転ルッツは着氷がやや乱れ、4回転サルコー、4回転トゥループは転倒したが、その後に持ち直して4回転+2回転トゥループを着氷。トリプルアクセル、トリプルアクセル+3回転トゥループ、3回転フリップ+オイラー+2回転サルコーを成功させて147・34点。総合229・18点とし、同部門を制した。
 
 2位は、SPを2位で終えた17歳の鍵山優真。フリーでは映画『アバター』の音楽に乗せた、ローリー・ニコル氏振り付けによる新プログラムを披露。冒頭の4回転サルコー+3回転トゥループ、4回転サルコーは着氷したが、その後はトリプルアクセル2本などで転倒。普段の伸びやかなスケーティングが鳴りを潜めたものの、美しいスピンは健在で、140・60点。総合212・32点とし、2位で終えている。

 関東選手権では1位鍵山、2位佐藤、そしてこの東日本選手権では1位佐藤、2位鍵山と、今シーズンにシニアデビューして切磋琢磨する十代のふたりが上位2位を占める結果となった。続く3位には山隈太一朗、4位は小林建斗、5位は小林諒真、6位長谷川一輝、7位國方勇樹、8位石塚玲雄、9位唐川常人となり、以上の選手が、全日本選手権への出場を決めている。

 同日昼には女子シングルのFSも行なわれ、樋口新葉が132・52点、総合203・24点と唯一の200点超えを達成し優勝。2位は吉岡詩果(174・12点)、3位には渡辺倫果(167・19点)で続いた。16年世界ジュニア選手権覇者の本田真凜は144.11点で10位に終わったが、12月に行なわれる全日本選手権の切符を手にして終えている。

構成●THE DIGEST編集部

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