世界を驚かすアップセットを起こしたブレイブ・ブラッサムズ(ラグビー日本代表の愛称)を、英国メディアも手放しで称賛だ。
9月28日に静岡・エコパスタジアムで行なわれたラグビーワールドカップのプールA第2戦で、日本は世界ランク2位のアイルランドと対戦。13分のトライで先手を取られる展開ながら、驚異的な粘りと活動量で対峙し、堂々と互角以上の内容を見せる。
前半を9-12の3点差で折り返すと、後半は終始日本のペースで進む。そして58分に途中出場の福岡がトライを挙げ、田村がコンバージョンを決めてついに逆転に成功。スタミナ切れが顕著なアイルランドを向こうに回して圧巻の戦いぶりを示し、さらにペナルティーゴールで3点を追加して、終わってみれば19-12の快勝を収めた。
この番狂わせを驚きとともに報じたのが、英高級紙『The Independent』だ。「開催国の日本がスリリングなプールAマッチで歴史的な勝利を掴み、アイルランドを打ち負かした。極上の粘りと、極上の強度だ」と題して、次のように日本代表を評している。
「歴史とはそう簡単に繰り返されるものではないが、日本は4年前に世界を驚かせた南アフリカ戦の勝利に続き、またしてもやってのけた。ジョー・シュミットが率いるアイルランドをまるで嵐のような激しさで呑み込み、戦前の下馬評をものの見事にひっくり返してみせたのだ。選手個々が揺るぎない自信を携えて、凶暴なまでのコンタクトプレーと活気に溢れたアタックを、最初から最後まで貫いての勝利。19対12で追いすがるアイルランドを振り切り、スタジアムは熱狂のるつぼと化した」 敗れたアイルランド代表に対しては「後半はすべてが後手に回ってしまった感があり、日本のスピードとタフネスに凌駕された。(後半の)無得点は看過できない必然の結果だろう」と断じている。
そして、「今回の勝利で日本はベスト8進出にグッと近づいた。日本国内のラグビーワールドカップへの関心度はよりいっそう高まり、代表チームはさらなる力を得るだろう」とレポートしている。
日本の次なるゲームは10月5日のサモア戦(豊田スタジアム)で、同13日に最終戦となるスコットランド戦(横浜国際競技場)を迎える。
【PHOTO】日本 19-12 アイルランド|世界2位から金星を挙げ2連勝!8強進出に大きく前進!
【PHOTO】日本×アイルランドを盛り上げたサポ―ターギャラリー
構成●THE DIGEST編集部
9月28日に静岡・エコパスタジアムで行なわれたラグビーワールドカップのプールA第2戦で、日本は世界ランク2位のアイルランドと対戦。13分のトライで先手を取られる展開ながら、驚異的な粘りと活動量で対峙し、堂々と互角以上の内容を見せる。
前半を9-12の3点差で折り返すと、後半は終始日本のペースで進む。そして58分に途中出場の福岡がトライを挙げ、田村がコンバージョンを決めてついに逆転に成功。スタミナ切れが顕著なアイルランドを向こうに回して圧巻の戦いぶりを示し、さらにペナルティーゴールで3点を追加して、終わってみれば19-12の快勝を収めた。
この番狂わせを驚きとともに報じたのが、英高級紙『The Independent』だ。「開催国の日本がスリリングなプールAマッチで歴史的な勝利を掴み、アイルランドを打ち負かした。極上の粘りと、極上の強度だ」と題して、次のように日本代表を評している。
「歴史とはそう簡単に繰り返されるものではないが、日本は4年前に世界を驚かせた南アフリカ戦の勝利に続き、またしてもやってのけた。ジョー・シュミットが率いるアイルランドをまるで嵐のような激しさで呑み込み、戦前の下馬評をものの見事にひっくり返してみせたのだ。選手個々が揺るぎない自信を携えて、凶暴なまでのコンタクトプレーと活気に溢れたアタックを、最初から最後まで貫いての勝利。19対12で追いすがるアイルランドを振り切り、スタジアムは熱狂のるつぼと化した」 敗れたアイルランド代表に対しては「後半はすべてが後手に回ってしまった感があり、日本のスピードとタフネスに凌駕された。(後半の)無得点は看過できない必然の結果だろう」と断じている。
そして、「今回の勝利で日本はベスト8進出にグッと近づいた。日本国内のラグビーワールドカップへの関心度はよりいっそう高まり、代表チームはさらなる力を得るだろう」とレポートしている。
日本の次なるゲームは10月5日のサモア戦(豊田スタジアム)で、同13日に最終戦となるスコットランド戦(横浜国際競技場)を迎える。
【PHOTO】日本 19-12 アイルランド|世界2位から金星を挙げ2連勝!8強進出に大きく前進!
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構成●THE DIGEST編集部