2020年のスポーツ界における名場面を『THE DIGEST』のヒット記事で振り返る当企画。今回はコナー・マクレガーの復帰戦だ。1年3か月ぶりの試合となったマクレガーは、対戦相手のドナルド・セローニをまさに“秒殺”で仕留める見事な復活劇を見せた。難敵をリングに沈めた、その恐ろしき驚愕の必殺技とは?
記事初掲載:2020年1月19日
――◆――◆――
コナー・マクレガー(アイルランド)が1年3か月ぶりの復帰戦で、圧巻の秒殺劇を演じた。
現地時間1月18日にアメリカのラスベガスで開催された総合格闘技団体『UFC』のイベント「UFC246」のメインカードとなったウェルター級の一戦で、マクレガーがドナルド・セローニ(アメリカ)を一蹴した。
文字通りの瞬殺だった。ゴングが鳴ると同時にセローニの顔面に左膝を当てたマクレガーは、直後に組み合いになるも、4発連続で左肩を相手の顔面にヒットさせる。
一連の攻撃で流れを掴んだ“悪名高き男“は、ハイキックを相手の顔面に当て、たじろがせて一気に畳み掛け、最後はセローニがうずくまったところでレフェリーのストップが入り、ゴングが鳴った。
時間にしてわずか40秒という圧巻のTKO勝ちに観客が沸き返る中、試合直後のフラッシュインタビューに応じたマクレガーは、「帰ってきたぞ!」と雄叫びを上げながら、次のように世界注目の一戦を振り返った。
「今の気分は最高だ!とにかく凄くハッピーだ。階級をこれだけ変更しながら、ここまで強いファイターがどこにいるってんだ。本当に自分を誇りに思うぜ。(肩での攻撃は)練習してたんだよ。完全に不意打ちだっただろうな。身体を上下に動かしたことで、ドナルドも全く見えてなかった。良い感じの距離感から肩を入れられた。ウェルター級であいつをこんな感じで食い止めた奴なんていなかっただろ」
一方、完敗を喫したセローニは、苦笑いを浮かべながら、こう振り返った。
「肩での攻撃はサプライズだった。100パーセントあんなのは見たことがなかった。あれですぐに鼻血を出してしまったんだ。『うわ、こんなに早くこれかよ』ってのが、正直な気持ちだな。ボコられちまったよ」
大観衆を大いに沸かせ、「たとえUFCがベルトを剥奪しようが、無意味なベルトを作ろうが、俺の2階級制覇には及ばない。それに俺は3階級でKOを決めて、歴史を作った。覚えておくがいい。歴史に何度も名前を刻んだのは、この俺だ!これからも君臨してやる。まずはアイリッシュ・ウィスキーでパーティーだ! 」と言い放ったマクレガー。強き王者が復活を印象付けた。
構成●THE DIGEST編集部
記事初掲載:2020年1月19日
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コナー・マクレガー(アイルランド)が1年3か月ぶりの復帰戦で、圧巻の秒殺劇を演じた。
現地時間1月18日にアメリカのラスベガスで開催された総合格闘技団体『UFC』のイベント「UFC246」のメインカードとなったウェルター級の一戦で、マクレガーがドナルド・セローニ(アメリカ)を一蹴した。
文字通りの瞬殺だった。ゴングが鳴ると同時にセローニの顔面に左膝を当てたマクレガーは、直後に組み合いになるも、4発連続で左肩を相手の顔面にヒットさせる。
一連の攻撃で流れを掴んだ“悪名高き男“は、ハイキックを相手の顔面に当て、たじろがせて一気に畳み掛け、最後はセローニがうずくまったところでレフェリーのストップが入り、ゴングが鳴った。
時間にしてわずか40秒という圧巻のTKO勝ちに観客が沸き返る中、試合直後のフラッシュインタビューに応じたマクレガーは、「帰ってきたぞ!」と雄叫びを上げながら、次のように世界注目の一戦を振り返った。
「今の気分は最高だ!とにかく凄くハッピーだ。階級をこれだけ変更しながら、ここまで強いファイターがどこにいるってんだ。本当に自分を誇りに思うぜ。(肩での攻撃は)練習してたんだよ。完全に不意打ちだっただろうな。身体を上下に動かしたことで、ドナルドも全く見えてなかった。良い感じの距離感から肩を入れられた。ウェルター級であいつをこんな感じで食い止めた奴なんていなかっただろ」
一方、完敗を喫したセローニは、苦笑いを浮かべながら、こう振り返った。
「肩での攻撃はサプライズだった。100パーセントあんなのは見たことがなかった。あれですぐに鼻血を出してしまったんだ。『うわ、こんなに早くこれかよ』ってのが、正直な気持ちだな。ボコられちまったよ」
大観衆を大いに沸かせ、「たとえUFCがベルトを剥奪しようが、無意味なベルトを作ろうが、俺の2階級制覇には及ばない。それに俺は3階級でKOを決めて、歴史を作った。覚えておくがいい。歴史に何度も名前を刻んだのは、この俺だ!これからも君臨してやる。まずはアイリッシュ・ウィスキーでパーティーだ! 」と言い放ったマクレガー。強き王者が復活を印象付けた。
構成●THE DIGEST編集部