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「シンデレラが来た!」全米女子OPで単独首位の渋野日向子を欧米メディアが絶賛!「全英の再現だ」

THE DIGEST編集部

2020.12.12

パッティングが冴え渡ったこの日の渋野。折り返し地点で首位に躍り出た。(C)Getty Images

パッティングが冴え渡ったこの日の渋野。折り返し地点で首位に躍り出た。(C)Getty Images

 スマイリング・シンデレラの快進撃を海外メディアも絶賛だ。

 今季LPGAツアーのメジャー最終戦「全米女子オープン」は現地金曜日に大会2日目を消化し、2019年の全英女子オープン覇者である渋野日向子が単独首位に躍り出た。

【PHOTOギャラリー】“シブコスマイル”でギャラリーを魅了!渋野日向子の2020年を厳選ショットで振り返り!

 初日に3アンダーをマークし、首位と1打差の2位でスタートした渋野。1番でいきなりロングパットを沈めてバーディ発進を決め込むと、その後も高い集中力でほぼノーミスでラウンドする。8番と16番で惜しくもボギーを叩いたものの、圧巻の6バーディでフィニッシュ。強風や雨も混じった難コースでライバルたちがスコアを伸ばせないなか、通算7アンダーと突き抜け、2位に3打差を付ける見事なパフォーマンスを披露した。

 米紙『USA TODAY』は「スマイリング・シンデレラが来た! 3打差での首位奪取だ」と銘打ち、速報でレポート。「去年の全英女子オープンにおいて、その笑顔と小気味良いショットで英国人ファンを虜にしたシンデレラが、また大仕事をやってのけそうだ。初出場のメジャーで36ホールを戦って7アンダーを叩き出す好調ぶり。2日目を終えて、今季の全英やLPGAツアーでの不調が嘘のような出来栄えだ」と称えた。

 さらに英紙『TELEGRAPH』は「シブノはまさに全英の再現を果たそうとしている。初出場での初優勝に今回もグッと近づいた。実に安定した内容で、この日のベストスコアをマークしたのである。メジャーデビュー戦での勝ち方を知っているかのようだ」と伝えた。英公共放送『BBC』もそのハイパフォーマンスを評価しつつ、ラウンド後に渋野が発した「自分ではないみたいで不思議」「自信があるわけではないです」といった言葉を紹介している。

 今季は本格参戦したLPGAツアーで深刻なスランブに陥るなど、受難のシーズンを過ごした渋野だが、日本ツアーのラスト2戦で浮上の手応えを掴んで再度アメリカ入り。今大会では全英を制した当時と同様、ここぞの局面で勝負強い“シブコ”を蘇らせた印象だ。米メジャー2勝目へ、視界はすこぶる良好である。

構成●THE DIGEST編集部

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