原英莉花が20年に得たモノとは何か?普通に考えれば、『日本女子オープン』、『JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ』という2つの公式戦を制したことで得た“自信”になる。同じ年に公式戦を2回制したのは原が15人目という偉業を達成したのだから、胸を張っていいのは間違いない。それではどのようにして原はその自信を手に入れたのだろうか。
【PHOTO】メジャー2連勝を達成した”美女ゴルファー”原英莉花!2020年を厳選ショットで振り返り!
ルーキーイヤーだった18年や初シード選手だった19年と比べて大きく異なるのは、決勝ラウンドでの平均スコアだ。18年は71・76(24位)、19年は72・46(50位)だったのが、なんと20年は69・55(2位)にまで跳ね上がった。単純に計算すると3打近く縮めたことになる。4日間大会でいえば6打の違いだ。通常、トーナメントでは最終日になると比較的厳しい位置にピンが切られることが多い。それだけに原の数字は驚異的だともいえる。
実際、最終日に原が下位からまくった試合は少なくない。開幕戦の『アース・モンダミンカップ』では17位タイから5位タイに順位を上げ、『ゴルフ5レディス』では12位タイから6位タイに、『スタンレーレディス』では46位タイから5位タイでフィニッシュした。さらに、『樋口久子三菱電機レディス』でも40位タイから10位タイへと上げている。当然のように、優勝した2試合では最終日を首位で迎え、そのまま逃げ切っている。
最終日のスコアが上がった理由としては、シーズンオフにしっかりとトレーニングを積んだことで、3日間、あるいは4日間戦えるだけの体力がついたことだろう。「シーズンオフの午前中はトレーニングに充てていました。バンカーの中で30分走った後、ダッシュを行ない、さらにタイヤを引いていました。体を大きくすることよりも、とにかく体力をつけたかったんです」と語っていた。逆にいえば、年間を通して戦うだけの体力をつけることが過去2年の課題だったともいえる。20年は新型コロナの影響で例年よりもトレーニングで鍛える時間が多かったことも幸いしたようだ。
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ルーキーイヤーだった18年や初シード選手だった19年と比べて大きく異なるのは、決勝ラウンドでの平均スコアだ。18年は71・76(24位)、19年は72・46(50位)だったのが、なんと20年は69・55(2位)にまで跳ね上がった。単純に計算すると3打近く縮めたことになる。4日間大会でいえば6打の違いだ。通常、トーナメントでは最終日になると比較的厳しい位置にピンが切られることが多い。それだけに原の数字は驚異的だともいえる。
実際、最終日に原が下位からまくった試合は少なくない。開幕戦の『アース・モンダミンカップ』では17位タイから5位タイに順位を上げ、『ゴルフ5レディス』では12位タイから6位タイに、『スタンレーレディス』では46位タイから5位タイでフィニッシュした。さらに、『樋口久子三菱電機レディス』でも40位タイから10位タイへと上げている。当然のように、優勝した2試合では最終日を首位で迎え、そのまま逃げ切っている。
最終日のスコアが上がった理由としては、シーズンオフにしっかりとトレーニングを積んだことで、3日間、あるいは4日間戦えるだけの体力がついたことだろう。「シーズンオフの午前中はトレーニングに充てていました。バンカーの中で30分走った後、ダッシュを行ない、さらにタイヤを引いていました。体を大きくすることよりも、とにかく体力をつけたかったんです」と語っていた。逆にいえば、年間を通して戦うだけの体力をつけることが過去2年の課題だったともいえる。20年は新型コロナの影響で例年よりもトレーニングで鍛える時間が多かったことも幸いしたようだ。