12月31日、さいたまスーパーアリーナで総合格闘技『Yogibo presents RIZIN.26』が開催された。

　第３試合では「炎上系YouTuber」として名をはせるシバターが。同じく炎上系で知られるヒカルとてんちむを引き連れて登場した。
　
　突如対戦カードに名前が入り、相手は「X」とされており、当日までわからなかったが、この日リングに現れたのは、魔裟斗2世と言われるHIROYA。ムエタイ、Krushで実績を持つキックボクサーだ。ルールは１R目はキック、２R目はMMAという特殊ルールとなる。

　ヒョウ柄のパンツで颯爽と入場したシバターは、ロープを使ったり不思議なステップで相手を挑発。HIROYAのパンチによろめくふりをするなど最初は余裕の雰囲気を見せる。１RではHIROYAの大振りを避けてカウンター、２Rでは得意とする腕ひしぎ逆十字固めを仕掛けるなどシバターは応戦。HIROYAはタップしたように見えたがそれをすり抜ける。

　HIROYAはパンチとキックで猛攻すると、シバターの目は次第に真剣になっていき、２Rが終了すると、力尽きて座り込んだ。試合はリング上ではドローの判定となったが、その後、大会オフィシャルを通し、腕ひしぎ逆十字固めは有効、HIROYAがタップアウトしていたことが認められ、シバターが勝利していたこととなった。
  　試合後には「どれか覚えていないのですが、パンチが効きました」と疲労の様子を見せつつも、「僕がちゃんとやってたというのを見せれたんじゃないかな、と思います。16年格闘技やってきて、ロープワーク、ラリアットしたりというのは、いつものスタイル。大きな舞台でもそれができたと思います」と手応えを掴んだ様子。

「また呼ばれることがあれば出ようと思います。前もってオファーいただけたら身体作ってもっといい試合ができる。さいたまスーパーアリーナという環境も含めて最高でした」と語り、夢の舞台で戦えたことを喜んだ。
　
　多くの物議を醸したシバターの参戦だったが、マスコミを騒がせるという意味でも、試合でも大きな存在感を示した。

◆Yogibo presents RIZIN.26◆
2020年12月31日（木）　
埼玉・さいたまスーパーアリーナ
■第３試合　スペシャルワンマッチ
×HIROYA vs シバター〇
２R　2分38秒
アームバーによるタップアウト