新日本プロレスは4日、『レッスルキングダム15』東京ドーム大会を開催した。
セミファイナルではオカダ・カズチカと、昨年10月にオカダを裏切りCHAOSを脱退し、グレート-O-カーン、ビー・プレストリー、そしてジェフ・コブとともに新ユニット「THE EMPIRE」を立ち上げたウィル・オスプレイが対戦した。オスプレイを弟のように可愛がっていたオカダにとって、自らが育てたライバルとの対戦と言っていいだろう。
オスプレイは新テーマ曲、新コスチュームで、ガールフレンドである女子プロレスラーのビーを引き連れて入場。オカダはカネの雨が降る中、こちらも新しいコスチュームでこの一戦に臨んだ。序盤はじっくりとした展開だったが場外に出るとオスプレイが優位に進める。いきなり劣勢が続いてしまうオカダ。昨年からヘビー級に転向したオスプレイはパワーも増しており、オカダを力で投げる場面もあった。
オカダもマネークリップへの布石として、オスプレイの首を狙っていくが、すぐに形勢を逆転されてしまう。だが、セカンドロープに乗ったオスプレイをドロップキックで場外に落とすと、場外の攻防の中でジョン・ウーが炸裂。リングに戻ると両者ともにダメージが蓄積してるのか苦しい表情を浮かべる。ここから2人にしかできないであろうハイレベルな攻防を繰り広げ、オスプレイはオカダのドロップキックをライガーボムのような形で切り返すもカウントは2。
さらに場外では本部席の机の上にオスプレイがオカダをブレーンバスターで叩きつける。カウント16でリングに戻ったオカダをオスプレイはトップロープからエルボーを放つとハイアングルなパワーボム。しかしこれを返したオカダはエプロンの攻防も制して、ツームストンパイルドライバーで、オスプレイをグロッキー状態に。カウンターのドロップキックからマネークリップで捕獲。執拗に締めあげるがオスプレイは何とかエスケープ。
バテバテのオスプレイに喝を入れていくオカダ。オスプレイの頭を上から蹴り落としていくと、ボディスラムからトップロープへ。するとオスプレイも上ってエルボー合戦。その後、オスカッターが決まるもカウントは2。今度はオスプレイがオカダを蹴りまくる。雪崩式のオスカッターをドロップキックで迎撃したオカダはマネークリップで捕獲するも、オスプレイはツームストンパイルドライバーから、レインメーカーポーズ。しかし最後は一瞬の隙を突いてオカダが久々のレインメーカーを炸裂させて3カウント。
レインメーカーを炸裂させた時、東京ドームは揺れるほどのどよめきが起こった。かつての弟分に“現在地”を知らしめる一発だったと言ってもいいだろう。
バックステージでオカダは「オスプレイのレインメーカーがなければ、今日のレインメーカーもなかった」とあくまでもマネークリップで仕留めようとしていたことを明かす。2021年の戦いに関しては「僕が中心になって、プロレスを見ている人もオカダの戦いで熱くなってもらいたいですし、プロレスを知らない人にもプロレスの良さを知ってもらいたいです。今年は“オカダの年”にして、日本、そして世界に新日本プロレスの戦いをお届けして、日本も世界も元気にしていきたい」と、棚橋と同じく、自ら先頭に立って盛り上げていくことを約束した。
◆新日本プロレス◆
『レッスルキングダム15』
2020年1月4日
東京・東京ドーム
観衆 12,689人
▼スペシャルシングルマッチ(60分1本勝負)
○オカダ・カズチカ(35分41秒 体固め)ウィル・オスプレイ●withビー・プレストリー
※レインメーカー
取材・文⚫︎どら増田
セミファイナルではオカダ・カズチカと、昨年10月にオカダを裏切りCHAOSを脱退し、グレート-O-カーン、ビー・プレストリー、そしてジェフ・コブとともに新ユニット「THE EMPIRE」を立ち上げたウィル・オスプレイが対戦した。オスプレイを弟のように可愛がっていたオカダにとって、自らが育てたライバルとの対戦と言っていいだろう。
オスプレイは新テーマ曲、新コスチュームで、ガールフレンドである女子プロレスラーのビーを引き連れて入場。オカダはカネの雨が降る中、こちらも新しいコスチュームでこの一戦に臨んだ。序盤はじっくりとした展開だったが場外に出るとオスプレイが優位に進める。いきなり劣勢が続いてしまうオカダ。昨年からヘビー級に転向したオスプレイはパワーも増しており、オカダを力で投げる場面もあった。
オカダもマネークリップへの布石として、オスプレイの首を狙っていくが、すぐに形勢を逆転されてしまう。だが、セカンドロープに乗ったオスプレイをドロップキックで場外に落とすと、場外の攻防の中でジョン・ウーが炸裂。リングに戻ると両者ともにダメージが蓄積してるのか苦しい表情を浮かべる。ここから2人にしかできないであろうハイレベルな攻防を繰り広げ、オスプレイはオカダのドロップキックをライガーボムのような形で切り返すもカウントは2。
さらに場外では本部席の机の上にオスプレイがオカダをブレーンバスターで叩きつける。カウント16でリングに戻ったオカダをオスプレイはトップロープからエルボーを放つとハイアングルなパワーボム。しかしこれを返したオカダはエプロンの攻防も制して、ツームストンパイルドライバーで、オスプレイをグロッキー状態に。カウンターのドロップキックからマネークリップで捕獲。執拗に締めあげるがオスプレイは何とかエスケープ。
バテバテのオスプレイに喝を入れていくオカダ。オスプレイの頭を上から蹴り落としていくと、ボディスラムからトップロープへ。するとオスプレイも上ってエルボー合戦。その後、オスカッターが決まるもカウントは2。今度はオスプレイがオカダを蹴りまくる。雪崩式のオスカッターをドロップキックで迎撃したオカダはマネークリップで捕獲するも、オスプレイはツームストンパイルドライバーから、レインメーカーポーズ。しかし最後は一瞬の隙を突いてオカダが久々のレインメーカーを炸裂させて3カウント。
レインメーカーを炸裂させた時、東京ドームは揺れるほどのどよめきが起こった。かつての弟分に“現在地”を知らしめる一発だったと言ってもいいだろう。
バックステージでオカダは「オスプレイのレインメーカーがなければ、今日のレインメーカーもなかった」とあくまでもマネークリップで仕留めようとしていたことを明かす。2021年の戦いに関しては「僕が中心になって、プロレスを見ている人もオカダの戦いで熱くなってもらいたいですし、プロレスを知らない人にもプロレスの良さを知ってもらいたいです。今年は“オカダの年”にして、日本、そして世界に新日本プロレスの戦いをお届けして、日本も世界も元気にしていきたい」と、棚橋と同じく、自ら先頭に立って盛り上げていくことを約束した。
◆新日本プロレス◆
『レッスルキングダム15』
2020年1月4日
東京・東京ドーム
観衆 12,689人
▼スペシャルシングルマッチ(60分1本勝負)
○オカダ・カズチカ(35分41秒 体固め)ウィル・オスプレイ●withビー・プレストリー
※レインメーカー
取材・文⚫︎どら増田