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全ドライバーが出揃った2021年F1の“凄すぎる”収入ランキング!ルーキー角田裕毅が受け取る額は?

THE DIGEST編集部

2021.02.10

ハミルトン(中央)とフェルスタッペン(左)の2人の合計額が、他の全ドライバーの合計額を上回った。角田は25万ユーロ(約3100万円)を手にするようだ。(C)Getty Images

 昨季、通算7度目となるワールドチャンピオンに輝いたものの、メルセデスとの契約交渉が長引いていたルイス・ハミルトンだが、2月8日にようやく合意に達し、これで2021年のF1世界選手権に参戦するドライバー20名が出揃った。

 歴代トップの95勝を挙げているハミルトンがどれだけ記録を伸ばせるか、そんな絶対王者に若手の旗頭であるマックス・フェルスタッペン(レッドブル)が今季でラストシーズンとなるホンダエンジンを駆ってどこまで迫れるかが、チャンピオンシップ最大の見どころになると思われるが、それ以外にも多くの興味が存在する。

 3人のルーキーのひとりである角田裕毅は7年ぶりの日本人ドライバーだということだけでなく、レッドブルの秘蔵っ子として各カテゴリーで確実に成長し、F1への階段を猛烈なスピードで駆け上がってきた将来のチャンピオン候補として、世界から多くの注目を集めているが、果たしてどのようなレースを見せてくれるだろうか?

 経験と実績が豊富なベテラン、実力のある中堅、勢いと才能に溢れた若手とルーキーと、魅力的なドライバーのラインアップについては、F1グループのCEOに就任したステーファノ・ドメニカリが「これほど強く、若く、ダイナミックなドライバーのグループは、これまでになかった」と絶賛するほどで、ますますシーズンへの期待を掻き立てる。
 
 最年長はキミ・ライコネン(アルファロメオ)の41歳(満年齢42歳)、最年少は角田の20歳(21歳)。角田は2000年代生まれで初となるF1レギュラードライバーとして、早くも歴史に名を残すこととなった。

 そしてもうひとつ気になるのは、彼らの収入だ。オランダの専門メディア『F1MAXIMAAL.NL』によると、各ドライバーが受け取るのは以下の通りの額だという。

1位:ルイス・ハミルトン(メルセデス) 4500万ユーロ(約55億円)
2位:マックス・フェルスタッペン(レッドブル) 3300万ユーロ(約40億円)
3位:フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ) 1450万ユーロ(約18億円)
4位:ダニエル・リカルド(マクラーレン) 1350万ユーロ(約17億円)
5位:セバスチャン・ヴェッテル(アストンマーティン) 1300万ユーロ(約16億円)
6位:シャルル・ルクレール(フェラーリ) 850万ユーロ(約10億円)
7位:ヴァルテリ・ボッタス(メルセデス) 800万ユーロ(約9億8000万円)
8位:キミ・ライコネン(アルファロメオ) 450万ユーロ(約5億5000万円)
8位:カルロス・サインツ(フェラーリ) 450万ユーロ(約5億5000万円)
10位:セルジオ・ペレス(レッドブル) 250万ユーロ(約3億1000万円)
10位:エステバン・オコン(アルピーヌ) 250万ユーロ(約3億1000万円)
12位:ランス・ストロール(アストンマーティン) 100万ユーロ(約1億2000万円)
12位:ランド・ノリス(マクラーレン) 100万ユーロ(約1億2000万円)
12位:ピエール・ガスリー(アルファタウリ) 100万ユーロ(約1億2000万円)
15位:ジョージ・ラッセル(ウィリアムズ) 50万ユーロ(約6000万円)
15位:ニコラス・ラティフィ(ウィリアムズ) 50万ユーロ(約6000万円)
17位:ミック・シューマッハー(ハース) 40万ユーロ(約4900万円)
17位:アントニオ・ジョヴィナッツィ(アルファロメオ) 40万ユーロ(約4900万円)
19位:角田裕毅(アルファタウリ) 25万ユーロ(約3100万円)
ニキータ・マゼピン(ハース) 不明

 ハミルトンの4500万ユーロ(約55億円)もさることながら、23歳で3300万ユーロ(約40億円)を手にするマックス・フェルスタッペンは凄いという他ない。この2人の合計額が、他の全ドライバーの合計額を上回るというのが、現在の勢力分布を表わしているとも言えるかもしれない。

 角田は25万ユーロ(約3100万円)で最下位となっているが、収入額はドライバーの価値を示す指標でもあり、ここからどれだけ上昇していくのかが興味深い。レッドブル・グループの先輩であるフェルスタッペンと同じ道を歩んでいけるか!?

構成●THE DIGEST編集部

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