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角田裕毅が選択した「22」に海外メディアが再注目!カーナンバーをめぐるドライバーの想いとは

THE DIGEST編集部

2021.02.03

角田が選んだ22は、バトンや佐藤琢磨がつけていた番号だ。(C)Getty Images

角田が選んだ22は、バトンや佐藤琢磨がつけていた番号だ。(C)Getty Images

 今季よりアルファタウリからF1デビューする角田裕毅。先月には旧型マシンを使って走行テストを行なうなど、ルーキーゆえの経験不足というハンデを少しでも克服するべく、シーズン開幕に向け、チームとともに準備に余念がない。

 欧州参戦から3年目でF1という“スピード昇格”ゆえに、世界中から注目を集めている20歳には、様々な角度からスポットライトが当てられているが、今回は彼を含めたルーキードライバーたちが選んだ「カーナンバー」が、欧州の専門メディア『GPTODAY.net』など各国メディアの間で改めて話題となっている。

 F1のカーナンバーは、2013年までは前年度のコンストラクターズポイントの順位によって決定され、ワールドチャンピオンは「1」、そのチームメイトは「2」という順番で決まっていたが、2014年からは固定番号制に変更。ドライバーは、自ら選択したナンバーをキャリアを通して使用することが可能になった。

 各ドライバーの選択には、それぞれの理由があり、現王者のルイス・ハミルトンの「44」はキャリアで初めてつけた番号、今季F1に復帰したフェルナンド・アロンソの「14」はカートで優勝した時の番号。また、マックス・フェルスタッペンの「3という数字の形が好き」という理由や、「55」のカルロス・サインツ・ジュニアのように、本当は「5」が欲しかったのだが、すでにセバスティアン・ヴェッテルがつけていたので「仕方なく……」というケースもある。
 
 さて、気になる角田が選んだのは「22」。その理由を彼はチームの公式サイトが行なったインタビューの中で語っている。

「カート時代のナンバーは『11』ですが、それはすでにセルジオ・ペレス選手がつけていたので、その2倍の「22」にしました。それは、2009年にワールドチャンピオンに輝き、僕がとても尊敬していたジェンソン・バトン選手のナンバーです。また、これは日本人ドライバーの佐藤琢磨選手がつけていたものでもあります」

 国内外の偉大な先輩へのリスペクトとして選択したこのゾロ目の数字が、彼に幸運をもたらすかどうかが興味深いところだ。ちなみに、チームメイトのピエール・ガスリーがつけている「10」は、2014年に小林可夢偉が使用していたナンバーでもある。

 同じルーキーのミック・シューマッハーのナンバーは「47」だが、こちらは偉大な父ミハエルの世界制覇の回数と家族の誕生日の数字を合計したものであり、また彼の好きな数字である4(ランド・ノリス)と7(キミ・ライコネン)がすでに埋まっていたため、これを組み合わせたという2つの理由によるものだ。

 最後にニキータ・マゼピンの場合は、マーカス・エリクソンが2018年までつけていた「9」が空いたため、これを選んだとされている。

構成●THE DIGEST編集部

【写真&動画】アルファタウリが公開した角田裕毅のテスト走行の模様

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