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「最悪の状況だ!」“いじめ”を暴露された双子姉妹の所属チーム監督が怒り心頭! 急浮上した新たな疑惑には…

THE DIGEST編集部

2021.02.18

イ・ジェヨン(左)&ダヨン(右)の双子姉妹。いじめ暴露に端を発した騒動の余波は多方面に影響を及ぼしている。(C)AFLO

イ・ジェヨン(左)&ダヨン(右)の双子姉妹。いじめ暴露に端を発した騒動の余波は多方面に影響を及ぼしている。(C)AFLO

 韓国中を揺るがす社会問題へと発展している“いじめ暴露”が、首位を走るチームの足元をグラつかせている。

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 韓国プロバレーボールリーグ(Vリーグ)の強豪、興国生命ピンクスパイダース。中学時代の悪質な校内暴力が告発されたイ・ジェヨン、イ・ダヨンの姉妹が籍を置くチームだ。ふたりはリーグ機構から「無期限出場停止」を、韓国バレーボール協会から「代表チーム除外」という厳罰を下され、もちろんリーグ戦には出場していない。

 今季、興国生命は開幕から好調な滑り出しで、2位に大差を付けて首位を快走していた。だが2月16日に開催されたIBK企業銀行アルトスとの一戦で0-3のストレート負けを喫し、なんと泥沼の4連敗。ともにエース格だった姉妹が離脱する前から連敗は始まっていたが、むしろ深刻なのは、敗れても当然と思える選手たちの無気力な戦いぶりだ。
 

 韓国の全国スポーツ紙「スポーツソウル」日本語版は、チームを率いるパク・ヒミ監督の試合後のコメントを紹介している。女性指揮官は「最悪の状況だ!」と吐き捨て、こう報道陣に嘆願した。

「パフォーマンスが良くなる方法がなにかを探さなければならない。我々の選手は過度の関心によってストレスを受けている。これ以上ほかの要因で選手のパフォーマンスに影響を与えないでほしい」

 さらに「あれこれ非常識な話まで出てきているので、選手たちは苦労するしかない。我々の選手たちにとって大変なことが早く終わってほしい」と続け、「過ちを犯した選手は処罰されなければならないが、残りの選手たちがもっと頑張れるようにしなければならない。選手たちが自身のパフォーマンスを最大限発揮できるよう、周囲がサポートしてくれたらと思う」と理解を求めた。

 指揮官がこう語るに至ったのは、一部マスコミの報道によって新たな疑惑が浮上していたからだ。姉妹の母で1988年ソウル五輪の韓国バレーボール女子代表のセッター、キム・ギョンヒさんが、直接的あるいは間接的に興国生命のトレーニングに影響を与えていた、というのだ。パク監督はこれを根も葉もない事実だときっぱり突っぱね、選手たちが精神的に動揺している現状を憂いたのだ。

参照元●スポーツソウル日本語版

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