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ゴルフ

2021年の“シンデレラ“は誰だ?女子ゴルフのブレイク候補「5名」を一挙紹介!

THE DIGEST編集部

2021.03.03

左から稲見、仲宗根、西郷。3月4日に開幕する2021年シーズンの注目選手をピックアップした。(C)Getty Images

左から稲見、仲宗根、西郷。3月4日に開幕する2021年シーズンの注目選手をピックアップした。(C)Getty Images

 3月4日からJLPGAツアーの『ダイキンオーキッドレディス』が幕を開ける。例年なら開幕戦として新たな気持ちでスタートするところだが、今シーズンは2020年と21年を合わせて1シーズンとなるだけに、ツアー再開と捉える選手も多いだろう。それでも昨年の14試合に対し、今年は38試合を開催する予定のため、賞金ランキングの下位にいる選手でも十分巻き返しが可能だ。そこで、21年にブレイクしそうな選手を予想してみた。

【PHOTO】安田祐香、吉田優利、古江彩佳…黄金世代に続く大注目の“プラチナ世代”を一挙紹介!

 あえて現在賞金ランキングのトップテンに入っている選手を除いて考えてみると、まず筆頭に挙げたいのが黄金世代とプラチナ世代に挟まれている稲見萌寧だ。昨年は『スタンレーレディス』でツアー2勝目を挙げ、賞金ランキング12位。彼女のセールスポイントは何といっても正確なアイアンショットにあり、19年はパーオン率で78.21%をマークして1位になっている。昨年は73.40%と数字を落としたことで8位に下げているが、このオフのトレーニングではキックボクシングを取り入れたことで、アイアンショットの切れ味が増したという。その言葉を信じるなら、パーオンの数字が上がると同時に、優勝争いの回数も増えるはずだ。ここ一番での勝負強さもあるだけに面白い存在になると思われる。
 
 次に注目したいのが仲宗根澄香だ。プロ7年目、29歳のベテランだが、賞金ランキングは17年の95位が最高で、それ以外はすべて100位以下になっている。ただ、19年にステップアップツアーで2勝を挙げ、ファイナルQTでも5位に入って今季の出場権を得た。昨年も日本女子オープンで3位タイに入るなど急成長を遂げている。バーディ数が9位とスコアを伸ばせる要素を持つだけに、現在の賞金ランキング25位からどこまで上げるのか注目したい。

 19歳ながら賞金ランキング33位につけている西郷真央も要注目だ。笹生優花と同じ01年生まれで、ジャンボ尾崎ゴルフアカデミーの1期生でもある。昨年は優勝こそなかったものの、開幕2試合連続で5位となり、ポテンシャルの高さを示した。その後はケガなどもあり、上位に顔を出すことはなかったが、ツアーの雰囲気を味わえたのは大きい。このオフにどれだけ自分の弱点を補う練習をできたかにもよるが、ジャンボ邸の充実した練習環境がプラスに働いているのは間違いない。シーズンを通して戦えるだけの体力がついていれば、優勝争いに食い込むだけの力は十分ある。
 

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