3月4日から始まる『ダイキンオーキッドレディス』で、JLPGAツアーの20-21年シーズンが3か月ぶりに再開する。今季は全52試合と長丁場であり、まだ4分の1程度しか消化していないため、これからが本番といったところだろう。そこで、現在賞金ランキング3位につけている原英莉花が今後どのようなシーズンを送るのか予想したい。
【PHOTO】メジャー2連勝を達成した"美女ゴルファー"原英莉花!2020年を厳選ショットで振り返り!
昨年は14試合に出場し、国内メジャーで2連勝をマーク。初の年間複数回優勝と公式戦制覇を果たした。しかも『日本女子オープン』では2位以下に4打差をつけて独走し、『JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ』は初日から首位を走る完全優勝。まさに師匠であるジャンボ尾崎ばりの強さを見せつけての勝ち方だった。その要因は徹底してゴルフに集中する環境をつくったことにある。
ゴルフファンからも人気の高い原だけに、当然のようにメディアからの取材依頼は殺到する。しかし、そのほとんどをシャットアウトし、ゴルフに集中する時間をなるべく多く割くようにした。時間があればジャンボ邸に出向き、トレーニングや球打ちなどの練習に終始したのだ。クラブに対する疑問や技術的な迷いがあれば、すぐに師匠に相談できたことも大きい。しかも、ジャンボ邸では自分よりも若い世代が必死になって練習している。その姿を見ることで刺激を受けるし、中途半端な自分の姿を見せられないという思いもある。いろんなプラス要素が原のポテンシャルを一気に押し上げた。
ところが、原自身は昨年のゴルフに対して納得していないという。一昨年までの原は、ドライバーで飛距離を稼ぎ、ショートアイアンでピンそばにボールを落としてバーディを奪うスタイルだった。その反面、ショートゲームに弱点があり、バーディを取りこぼしたり、寄せ切れずにボギーを叩くことも少なくなかった。昨年はそれをカバーするために、ショートゲームの練習を増やしたことで、平均パット数もパーブレーク率、リカバリー率も数字を上げることができた。ただ、自身の中ではベタピンにつけるショットの回数が予想以上に少なかったのだろう。
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昨年は14試合に出場し、国内メジャーで2連勝をマーク。初の年間複数回優勝と公式戦制覇を果たした。しかも『日本女子オープン』では2位以下に4打差をつけて独走し、『JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ』は初日から首位を走る完全優勝。まさに師匠であるジャンボ尾崎ばりの強さを見せつけての勝ち方だった。その要因は徹底してゴルフに集中する環境をつくったことにある。
ゴルフファンからも人気の高い原だけに、当然のようにメディアからの取材依頼は殺到する。しかし、そのほとんどをシャットアウトし、ゴルフに集中する時間をなるべく多く割くようにした。時間があればジャンボ邸に出向き、トレーニングや球打ちなどの練習に終始したのだ。クラブに対する疑問や技術的な迷いがあれば、すぐに師匠に相談できたことも大きい。しかも、ジャンボ邸では自分よりも若い世代が必死になって練習している。その姿を見ることで刺激を受けるし、中途半端な自分の姿を見せられないという思いもある。いろんなプラス要素が原のポテンシャルを一気に押し上げた。
ところが、原自身は昨年のゴルフに対して納得していないという。一昨年までの原は、ドライバーで飛距離を稼ぎ、ショートアイアンでピンそばにボールを落としてバーディを奪うスタイルだった。その反面、ショートゲームに弱点があり、バーディを取りこぼしたり、寄せ切れずにボギーを叩くことも少なくなかった。昨年はそれをカバーするために、ショートゲームの練習を増やしたことで、平均パット数もパーブレーク率、リカバリー率も数字を上げることができた。ただ、自身の中ではベタピンにつけるショットの回数が予想以上に少なかったのだろう。