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【金鯱賞】三冠牝馬デアリングタクトには逆らえない。対抗グローリーヴェイズ、魅力的な“大穴”など狙い目を探る!

三好達彦

2021.03.13

日曜日の金鯱賞。デアリングタクトが人気に応えるか。写真:産経新聞社

日曜日の金鯱賞。デアリングタクトが人気に応えるか。写真:産経新聞社

【見どころ】
 春の古馬中長距離路線の第一弾となる大阪杯(GⅠ、阪神・芝2000m)。そのステップレースとしての位置づけが明確になってきた金鯱賞(GⅡ、中京・芝2000m)が3月14日に行なわれる。デアリングタクトの参戦により注目度はグンとアップしているが、土曜日の荒天の影響が残る可能性もあるため、馬場適性なども含めて、今年の勢力図を分析する。

【◎本命視されるのは?】
 いかに人気を集めていても、昨年の三冠牝馬デアリングタクト(牝4歳/栗東・杉山晴紀厩舎)には逆らえない。無敗のまま三冠目の秋華賞(GⅠ、京都・芝2000m)を制したあと臨んだジャパンC(GⅠ.東京・芝2400m)でも、アーモンドアイ、コントレイルに続く3着に食い下がったのは立派のひと言。

 馬場状態に関しては、「重」だった桜花賞、「稍重」だった秋華賞を制しており、極端に悪化しない限り、心配ないだろう。

 気になるのは、「(左回りだと)内にもたれる」とした松山弘平騎手のコメント。実際、ジャパンカップではそのためにやや追いづらくなる場面も見られた。とはいえ、オークスを勝ち、ジャパンカップでも僅差の3着に入っており、杞憂に終わる可能性が高い。ここは素直に信じる手か。
 
【対抗は?】
 香港ヴァーズ(GⅠ、シャティン・芝2400m)のタイトルを持ち、国内でもGⅡを2勝しているグローリーヴェイズ(牡6歳/美浦・尾関知人厩舎)が格上的存在。昨年のジャパンカップではデアリングタクトから0秒1差の5着に入っており、思うほどの差はないという評価も可能だろう。

 菊花賞(GⅠ、京都・芝3000m)以降はずっと2400mより距離の長いレースを使われているため、2000m戦が久々というのは気になるところ。本当の大目標は大阪杯の先にあり、昨年2着だった天皇賞(春)(GⅠ、阪神・芝3200m)と推察できるので、仕上げの面ではやや割引が必要だ。道悪適性に問題はない。
 

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