格闘技・プロレス

武藤敬司が34歳差の挑戦者・清宮海斗を返り討ち!GHCヘビーの初防衛に「あと何回かやったら負けるのかな…」とポロり

どら増田

2021.03.15

清宮の挑戦を受け、見事に返り討ちにした武藤。その迫力のプロレスは見応え十分だった。

 3月14日、プロレスリング・ノアは、ビッグマッチ『GREAT VOYAGE 2021 in FUKUOKA』を福岡にある福岡国際センターで開催した。

 注目のメインイベントでは、GHCヘビー級チャンピオンの武藤敬司が、挑戦者の清宮海斗を相手に初防衛戦に臨んだ。

 2月12日の日本武道館大会で潮崎豪を破り、同王座を奪取したばかりの武藤の前に現れ、「あのベルトに挑戦するのは俺しかいない」と挑戦をアピールした清宮。当初、乗り気ではなかった武藤がノアに電撃入団したこともあり、昨年8月に神奈川・横浜文化体育館で対決以来となる格好リベンジの機会が訪れた。

 この日に向け、髪の毛をカットして入場した清宮に対して、武藤はチャンピオンベルトを巻いて威風堂々と入場。GHCヘビー級王座の最年長王者と最年少王者の対決は、グラウンドの展開から始まった。

 武藤戦からグラウンドテクニックに磨きをかけてきた清宮は、積極果敢に仕掛けるが、余裕の空気感すら漂わせる武藤を崩せない。

【動画】武藤が清宮に炸裂させたド迫力の猛攻シーンはこちら
 ジャンピングエルボーから力強いヘッドロックで再びグラウンドに持ち込んだ清宮は、相手のフラッシングエルボーを読みきってかわすと、再びスリーパーへ。この目まぐるしい攻防のなかで、清宮は武藤の得意技でもあるドラゴンスクリューをも封じていく。

 武藤も一瞬の隙を突き、低空ドロップキックからドラゴンスクリューを決め、足4の字に持ち込む。だが、ここですかさず清宮はフロントネックロックからヘッドロックを繰り出し、これにはチャンプも苦悶の表情を浮かべた。

 相手の攻勢に押されはじめた武藤は雪崩式フランケンシュタイナーを炸裂。対して、これにも動じなかった清宮はエルボーを連打してからジャーマンをお見舞いし、試合を決めに行くもカウントは2。さらに花道からリング内にウルトラタイガードロップとジャンピングヘッドバットを華麗に繰り出していった。

 互いに粘り強く戦い抜き、30分経過した時だった。武藤がラッシュをかける。必殺のシャイニングウィザードをギリギリで返されたものの、続けざまにセカンドロープからミサイルキック、ドラゴンスクリュー、シャイニングウィザードと連発。ここは清宮が意地で返したが、最後はチキンウイングの体勢から腕ひしぎ逆十時固めがガッチリと決まり、堪らずタップアウトをした。
 
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「昔のアメリカンのいいクラッシックなスタイルがあって懐かしい」