現地3月24日からスウェーデン・ストックホルムで行なわれる「世界フィギュアスケート選手権」。2年ぶりの開幕まであと5日と迫るなか、フィギュアスケートの専門メディア『Golden Skate』が男子シングルの優勝候補6名の特集記事を組んだ。
【PHOTO】世界選手権を控える羽生結弦、シニアデビューから現在をプレイバック!
まず最初に取り上げられたのは、4年ぶりの王座奪還を狙う羽生結弦だ。今季は新型コロナウイルスの影響下で、コーチであるブライアン・オーサー氏の直接指導を受けられなかったものの、昨年末の全日本選手権では堂々たるパフォ―マンスを披露して、5年ぶり5度目の復活優勝を飾った。
このときの演技について、同メディアが「4回転ループ、トゥループ、サルコーを含めた華麗な演技でタイトルを奪還した。2度の五輪王者であるハニュウは2つの新プログラムで高い評価を得ている」と内容をおさらい。そのうえで、“コーチ不在”という逆境を跳ね除けた羽生を「これまでも困難な状況や長い中断期間に対応できることを証明してきた」と評した。
今大会は平昌五輪以降に無敗を続けているネイサン・チェンとの再戦に注目が集まっているが、「彼(羽生)を打ち負かすのは決して簡単ではない」と忠告。その理由として「このベテランスケーターには十分な経験があり、肝心なときにベストを尽くす方法を知っているからだ」との見解を示した。
さらに日本からはもうひとり、平昌五輪銀メダルの宇野昌磨が紹介されている。昨シーズンは宇野もコーチ不在で苦しい時期を過ごしたが、全日本選手権では取りこぼしがあったなかで銀メダルを獲得。記事内では「スイスのステファン・ランビエール氏に師事してから自信を取り戻したようだ」と、再スタートの転機を伝えた。
加えて「武器は4回転フリップ、サルコー、トゥループだ」と言及する一方で、全日本選手権の演技については「まだ技術的な問題を抱えていた」と指摘。とはいえ、これまで同大会で銀メダルを2度獲得している経験は大きいようで「ストックホルムの優勝候補であることに変わりはない」と結論付けた。
同記事では、羽生、宇野のほかにチェン、フィギュア大国ロシアのミハイル・コリヤダ、アメリカ期待の若手ヴィンセント・ジョウ、中国のボーヤン・ジンをピックアップ。そして「他の注目選手は?」というコーナーでは、NHK杯を制した17歳の鍵山優真が「シニアレベルでの競争力があることは証明済みだ」と紹介されている。
有力選手がひしめき合う今大会、はたして男子の頂点に立つのは誰か。その戦いから目が離せない。
構成●THE DIGEST編集部
【PHOTO】世界選手権を控える羽生結弦、シニアデビューから現在をプレイバック!
まず最初に取り上げられたのは、4年ぶりの王座奪還を狙う羽生結弦だ。今季は新型コロナウイルスの影響下で、コーチであるブライアン・オーサー氏の直接指導を受けられなかったものの、昨年末の全日本選手権では堂々たるパフォ―マンスを披露して、5年ぶり5度目の復活優勝を飾った。
このときの演技について、同メディアが「4回転ループ、トゥループ、サルコーを含めた華麗な演技でタイトルを奪還した。2度の五輪王者であるハニュウは2つの新プログラムで高い評価を得ている」と内容をおさらい。そのうえで、“コーチ不在”という逆境を跳ね除けた羽生を「これまでも困難な状況や長い中断期間に対応できることを証明してきた」と評した。
今大会は平昌五輪以降に無敗を続けているネイサン・チェンとの再戦に注目が集まっているが、「彼(羽生)を打ち負かすのは決して簡単ではない」と忠告。その理由として「このベテランスケーターには十分な経験があり、肝心なときにベストを尽くす方法を知っているからだ」との見解を示した。
さらに日本からはもうひとり、平昌五輪銀メダルの宇野昌磨が紹介されている。昨シーズンは宇野もコーチ不在で苦しい時期を過ごしたが、全日本選手権では取りこぼしがあったなかで銀メダルを獲得。記事内では「スイスのステファン・ランビエール氏に師事してから自信を取り戻したようだ」と、再スタートの転機を伝えた。
加えて「武器は4回転フリップ、サルコー、トゥループだ」と言及する一方で、全日本選手権の演技については「まだ技術的な問題を抱えていた」と指摘。とはいえ、これまで同大会で銀メダルを2度獲得している経験は大きいようで「ストックホルムの優勝候補であることに変わりはない」と結論付けた。
同記事では、羽生、宇野のほかにチェン、フィギュア大国ロシアのミハイル・コリヤダ、アメリカ期待の若手ヴィンセント・ジョウ、中国のボーヤン・ジンをピックアップ。そして「他の注目選手は?」というコーナーでは、NHK杯を制した17歳の鍵山優真が「シニアレベルでの競争力があることは証明済みだ」と紹介されている。
有力選手がひしめき合う今大会、はたして男子の頂点に立つのは誰か。その戦いから目が離せない。
構成●THE DIGEST編集部