格闘技・プロレス

「こんな時こそトランキーロ!」内藤哲也が対戦熱望の辻陽太を一蹴!「チャンスは待ってるだけじゃ掴めない」【新日本】

どら増田

2021.03.31

辻陽太の背後から襲い掛かる内藤哲也。(C)新日本プロレス

 新日本プロレスは3月30日、『Road to SAKURA GENESIS 2021』東京・後楽園ホール大会を開催した。

 オープニングマッチではタイガーマスク&辻陽太&上村優也&ゲイブリエル・キッドの新日本本隊が、内藤哲也&SANADA&鷹木信悟&BUSHIのロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンと連夜の対決。本隊はマスター・ワトからタイガーにメンバー交代。

 内藤との対戦を熱望する辻は、内藤を振り向かせようと、この日も果敢な攻めを見せる。しかし終盤、連携で勝るロスインゴは流れるようなトレイン攻撃で辻の動きを止め、さらに内藤は、大技のエスペランサを炸裂。そこから逆エビ固めで締めあげると、辻は堪らずギブアップ。試合後、内藤は佐藤健太レフェリーを暴行。これを上村がカットし内藤の胸板にチョップを放つも、内藤はわざとらしくダメージを受けたフリをする。辻はそんな内藤を睨みつけた。

 インタビューブースで内藤は「チャンスは待ってるだけじゃ掴めない。自分から掴みに行かなきゃ、チャンスなんて絶対に訪れないと、俺は思いますよ。辻が、簡単に俺の名前を出していることに関して、ハッキリ言って迷惑でしかないけど、今日、俺があえてエスペランサって技を使った意味を、 辻はよく考えた方がいいな。今、コロナの影響で、簡単に海外遠征に行けない状況になってしまっている。人間誰しも、時間的に限りがあるわけで、そりゃ焦る気持ちも分かるよ。でもさぁ、こんな時こそ、あの言葉を思い出せよ。そう、まさにトランキーロ!あっせんなよ」と辻にメッセージ。
 
 フラつきながらインタビュースペースにたどり着くと、床に座り込んだ辻は「あー……。明日やろうはバカヤローだ。後でやろうもバカヤローだ。今日、結果を残せなかったヤツに次のチャンス、明日なんてないんだよ。ただ、諦めるか諦めないかは、チャンスがなかったとしても、次のチャンスがいつだったとしても、俺の勝手だろ!」と諦めない姿勢を示した。

 内藤と辻のシングルマッチは実現するのだろうか?まだまだ目が離せない。

◆新日本プロレス◆
『Road to SAKURA GENESIS 2021』
2021年3月30日
東京・後楽園ホール
観衆 345人
▼8人タッグマッチ(20分1本勝負)
タイガーマスク&●辻陽太&上村優也&ゲイブリエル・キッド(10分04秒 逆エビ固め)内藤哲也〇&SANADA&鷹木信悟&BUSHI

文⚫︎どら増田

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