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「今でもユヅは憧れの人」世界3連覇のネイサン・チェンが羽生結弦への想いを吐露「別次元にいるよ」

THE DIGEST編集部

2021.03.31

ネイサン・チェン(左)が羽生結弦(右)への想いを明かした。(C)Getty Images

 フィギュアスケートの『世界選手権』が3月28日に閉幕した。男子シングルでは、熾烈な争いが繰り広げられ、米国のネイサン・チェンがフリースケーティング(FS)で完璧な演技で逆転で3連覇を飾り、五輪連覇王者として臨んだ日本のエース羽生結弦は3位で終えた。

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 ショートプログラム(SP)でトップに立ったのは、羽生だった。全てのジャンプ、スピンやステップなどを華麗に披露し首位に立つも、フリースケーティング(FS)ではジャンプのミスが相次ぎ、チェンに逆転優勝す形となった。

 2人の対決は世界中のメディアが注目しており、五輪の公式専門メディア『Olympic Channel』では、チェンにオンライン取材を実施。その中で、チェンは「ハニュウは2つのオリンピックで優勝している。まだ自分は一番下のラインで、まだ勝てていない。彼は別次元にいるよ」と五輪連覇の羽生をリスペクトした。
 
 また、チェンは「本当に誠実で素敵な人だ」と羽生の印象を語り、「ユヅ(羽生)と話せて本当に嬉しい。私は彼を見て育ち、2014年から今日まで刺激を受けてきた。彼は長い間ずっと成功していて、まさに挑戦的で感銘を受けるよ。ユヅを見るとどんな時でも夢中になるでしょ、そんなアスリートの一人だよ。僕は今でも彼に憧れているんだ」と想いを明かした。

 来月、大阪で開催される「国別対抗戦」への出場を予定する2人。再び熱い氷上バトルとなるか注目だ。

構成●THE DIGEST編集部
 
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