2021年F1世界選手権の開幕戦バーレーン・グランプリで9位入賞を果たしたスクーデリア・アルファタウリの角田裕毅。日本人初のデビュー戦でのポイント獲得を達成した20歳は、世界中から賛辞を贈られることとなった。
2戦目以降では、Q3進出、そして早くも表彰台に上がることも期待されるスーパールーキー。もし達成できれば、日本人ドライバーでは鈴木亜久里、佐藤琢磨、小林可夢偉に次ぐ4人目の快挙となる。
7年ぶりに登場した和製ドライバーへの期待と注目は高まる一方だが、その7年前にケーターハムでグランプリに参戦し、現時点で日本人としては最後に表彰台に上がった(ザウバー在籍時の2012年)小林もまた、角田を高く評価しているひとりであり、F1公式サイトで無限の可能性を秘めたルーキーのキャリアを展望し、先輩としてアドバイスを送った。
角田が鈴鹿サーキットレーシングスクールに入学する前、「彼が14歳か15歳の時」(小林)にトヨタの運営するスクールで2人は先生と生徒の関係で出会ったが、小林は当時を回想し、「彼はとても良かった!」と“金の卵”を評している。
「今でも時々話をしている」という角田のF1での成功の有無について、小林は「車やチームにどれだけフィットするかにかかっている」と回答した。
「レッドブルから手厚いサポートを受けているが、アルファタウリではピエール・ガスリーがすでに良い仕事をしており、彼とドライブをするのはとてもタフなこと。重要なのは、車にマッチすること。F3ではさほど特別でなかった彼が、F2では良かったことからも、車がマッチすれば、F1でも良い仕事ができるはず」
能力的には「全く心配していない。彼は良いパフォーマンスを発揮できる」というが、F1で成功するにはそれだけでは十分ではなく、「良いマネジャーを持つことが重要」と進言した。
「彼とチームの間でフィルターになれるような人物、チームにうまく説明ができる人物を置くことが必要だ。角田はまだ若く、レースの経験も多くはないので、彼の精神面を管理する人物が必要だと思う。彼のスピードについては疑いの余地はない。しかし、F1ではチーム内で自分のイメージをいかに管理するか、F1において自分をどれだけブランド化できるかも重要なことだ」
日本人F1ドライバーとしては、歴代最多のポイント獲得数を誇る小林からのアドバイスを受けて、若きスター候補はさらなる高みに到達することができるか!?
構成●THE DIGEST編集部
【動画】デビュー戦で9位入賞!角田のオーバーテイクシーンをチェック
2戦目以降では、Q3進出、そして早くも表彰台に上がることも期待されるスーパールーキー。もし達成できれば、日本人ドライバーでは鈴木亜久里、佐藤琢磨、小林可夢偉に次ぐ4人目の快挙となる。
7年ぶりに登場した和製ドライバーへの期待と注目は高まる一方だが、その7年前にケーターハムでグランプリに参戦し、現時点で日本人としては最後に表彰台に上がった(ザウバー在籍時の2012年)小林もまた、角田を高く評価しているひとりであり、F1公式サイトで無限の可能性を秘めたルーキーのキャリアを展望し、先輩としてアドバイスを送った。
角田が鈴鹿サーキットレーシングスクールに入学する前、「彼が14歳か15歳の時」(小林)にトヨタの運営するスクールで2人は先生と生徒の関係で出会ったが、小林は当時を回想し、「彼はとても良かった!」と“金の卵”を評している。
「今でも時々話をしている」という角田のF1での成功の有無について、小林は「車やチームにどれだけフィットするかにかかっている」と回答した。
「レッドブルから手厚いサポートを受けているが、アルファタウリではピエール・ガスリーがすでに良い仕事をしており、彼とドライブをするのはとてもタフなこと。重要なのは、車にマッチすること。F3ではさほど特別でなかった彼が、F2では良かったことからも、車がマッチすれば、F1でも良い仕事ができるはず」
能力的には「全く心配していない。彼は良いパフォーマンスを発揮できる」というが、F1で成功するにはそれだけでは十分ではなく、「良いマネジャーを持つことが重要」と進言した。
「彼とチームの間でフィルターになれるような人物、チームにうまく説明ができる人物を置くことが必要だ。角田はまだ若く、レースの経験も多くはないので、彼の精神面を管理する人物が必要だと思う。彼のスピードについては疑いの余地はない。しかし、F1ではチーム内で自分のイメージをいかに管理するか、F1において自分をどれだけブランド化できるかも重要なことだ」
日本人F1ドライバーとしては、歴代最多のポイント獲得数を誇る小林からのアドバイスを受けて、若きスター候補はさらなる高みに到達することができるか!?
構成●THE DIGEST編集部
【動画】デビュー戦で9位入賞!角田のオーバーテイクシーンをチェック