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「GOE5が一度もないなんてあり得る?」羽生結弦のSP“トリプルアクセル”採点に欧州名物解説者が悲鳴!

THE DIGEST編集部

2021.04.03

世界選手権で3位に甘んじた羽生。SPではロックスターになり切った。(C)Getty Images

世界選手権で3位に甘んじた羽生。SPではロックスターになり切った。(C)Getty Images

 フィギュアスケートの『世界選手権』が3月28日に閉幕。五輪連覇王者として臨んだ男子シングルの羽生結弦は、ショートプログラム(SP)で首位に立つも、フリースケーティング(FS)ではジャンプのミスが重なり、アメリカのネイサン・チェンに逆転優勝を許して3位に終わった。

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 SPでは、4回転サルコー、4回転+3回転トゥーループ、トリプルアクセルと3つのジャンプ要素を難なくクリアした。ステップやスピンでは会場に流れる「Let Me Entertain You」のアップテンポに合わせて氷上を華麗に舞い、完璧な演技を披露。ジャンプ要素で最高のGOE(出来栄え点)を獲得したのはトリプルアクセルで、3.54とした。

 そんななか、欧州衛星放送局『EUROSPORT』でフィギュアスケートの解説を担当するイタリア人、マッシミリアーノ・アンベシ氏がこれまでのSPで羽生が披露したトリプルアクセルをあらためて解析し、GOEに疑問を呈した。

「ユズル・ハニュウのGOEが、10回の国際大会のSPで、一度もトリプルアクセルで満場一致の+5(最高値)を得ていないなんてあり得る? 旧採点システム(+3)では、41回のSPで満点は8回だよ」と論じ、「いずれにしても51回のSPのうち50回で、プラスGOEを得たトリプルアクセルだ」とこれまでの偉業を称えた。
 
 続けて同氏は、昨年2月の『四大陸選手権』で羽生がトリプルアクセルを決めた際の映像を添えて「GOE+6=完璧」と絶賛した。同氏による6つの評価基準は、「非常に高くて幅がある」「踏切と着氷が綺麗」「軽やか」「難易度が高く創造的」「身体の位置がいい」「音楽とマッチしてる」で、それぞれ「+1」とした。

 そのうえで「疑うひとっている?」の一文をファンに投げかけている。

構成●THE DIGEST編集部
 
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