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「賭けられたのはわずか1%だった」マスターズ新王者、松山英樹の戦前オッズを海外メディアが紹介!「歴史を塗り替えた」

THE DIGEST編集部

2021.04.14

日本人史上初のマスターズ制覇を飾った松山。海外メディアは新たな王者に歓迎モードだ。(C)Getty Images

日本人史上初のマスターズ制覇を飾った松山。海外メディアは新たな王者に歓迎モードだ。(C)Getty Images

 現地4月11日、男子ゴルフ4大メジャー大会のひとつである『マスターズ』(米ジョージア州・オーガスタ・ナショナルGC)で、日本の松山英樹が4バーディ、5ボギーの「73」で回り、通算10アンダーで悲願の初優勝を飾った。

 樋口久子、渋野日向子に続いて3人目となる日本人としてのメジャー大会制覇であり、男子では初。アジア人としては韓国のY.E.ヤン(2009年のPGA選手権)以来2人目、そしてマスターズでは初めてのウィナーとなった。

 この偉業に海外メディアも反応。米国テレビ局『CBS』は「素晴らしいショットでオーガスタを支配した」と松山に賛辞を贈ると、「最終日の15番では池ポチャで争いを面白くしたが、この日、あらゆる問題に対して的確な“答え”を有していた彼は、9番と13番でバーディを披露した」などと最終日の内容を伝えている。

 同じく米国テレビ局『NBC』のゴール専門メディア『GOLF』は、「この勝利が何を意味するのかを本当に分かっている者はいないだろう」と言及。「19年のプレジデンツカップで松山が属した世界選抜のキャプテン、アーニー・エルスも今大会の最終日前に『ヒデキに何が起こるのか想像できない』と語ったが、これが人生を変えるものであることは、松山を含めた全ての人々が知っている」と、この優勝の大きさを表現している。
 
 また、米国スポーツチャンネル『ESPN』は、最終日での松山のプレーを「素晴らしいパフォーマンス」と称賛するとともに、「木曜日の時点で(大手ブックメーカーの)ウィリアムヒルによる優勝争い予想において、松山に賭けられたのは全体のわずか1%だった」として、驚きの初メジャー制覇でもあったことを強調した。

 イギリスでは、スポーツチャンネルの『Sky Sports』が「後半のミスを乗り越えてメジャーの歴史を塗り替えた」、日刊紙『The Guardian』が「松山は歴史の重荷というものを感じていなかったとしか思えない」と彼の冷静なプレーぶりを称えている。

 また同メディアは「この優勝は世界に大きな反響を及ぼしており、それはゴルフ界全体に長くプラスの影響を与えると思われる。グローバルなスポーツには、グローバルなスターが必要なのだ」と、こちらも日本人初優勝の重要さを指摘。そして「この競技に長く親しんできた日本は、ついに“偶像”を手にした」と続けた。

 世界から歓迎された新たな王者。各国メディアが指摘したように、この勝利が松山自身、そして日本のゴルフ界の未来にいかなる影響を及ぼすのかが非常に興味深い。

構成●THE DIGEST編集部

【動画】松山英樹が悲願のメジャー初制覇!マスターズ最終日の“全「73」ショット“  
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