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ゴルフ

松山英樹のマスターズ制覇に韓国メディアも注目!梶谷翼の名も挙げ「日本の男女選手がオーガスタを征服した」

THE DIGEST編集部

2021.04.13

10度目の挑戦で栄冠を手にした松山。ホールアウト直後には、目に光るものも見えた。(C)Getty Images

10度目の挑戦で栄冠を手にした松山。ホールアウト直後には、目に光るものも見えた。(C)Getty Images

 男子ゴルフの4大メジャー大会のひとつである「マスターズ」を制した松山英樹。日本人選手としては33人目・133度目、そして自身は10度目の挑戦で、ついに悲願の初優勝を果たした。

 世界屈指の難コースを冷静かつ巧みなプレーで攻略した29歳には、世界から多くの賛辞が寄せられ、ゴルフ界全体にも好影響を及ぼす快挙だとポジティブに捉えられている。

 韓国でもこの件は各メディアで扱われ、『朝鮮日報』は「日本の松山が、夢の舞台といわれるマスターズで、アジア選手では初めてグリーンジャケットを身に纏った」と報道。今月4日には、「オーガスタ・ナショナル女子アマチュア(ANWA)」で梶谷翼が優勝を遂げていることで、「日本の男女選手が聖地オーガスタを征服」とも綴った。

 さらに、1977年の樋口久子(LPGA選手権)、2019年の渋野日向子(全英女子オープン)に次ぐ日本人によるメジャー大会制覇であることを報じた同メディアは、アジア選手としては2009年にPGA選手権でタイガー・ウッズを逆転して勝利を収めたY.E.ヤン以来であること、そしてマスターズでは過去のアジア人最高成績が昨年のイム・ソンジェの2位であることなど、自国選手の名を出すことも忘れていない。
 
「イム・ソンジェのように、スイングトップでしばらく止め、力を溜め込んでから振り抜くのがトレードマーク」という松山のPGAツアー通算6勝目となった今大会のプレーを振り返った後、同メディアは彼のチャレンジのスタートにも言及している。

「2010年のアジア太平洋アマチュア選手権優勝者として出場権を得た松山は、翌年にマスターズ初出場を果たした。当時は東日本大震災の被害が深刻な状況であり、被災地である仙台の東北福祉大学に在学中だった彼のことは世界的な話題となり、当時のオーガスタ・ナショナル・ゴルフクラブのビリー・ペイン会長は『松山は我々が待ち望んでいたヒーローだ』と絶賛したものである」

 震災から10年1か月後、成熟した「ヒーロー」の姿を披露した松山に、世界も強い感銘を受けているようだ。

構成●THE DIGEST編集部

【動画】松山英樹が悲願のメジャー初制覇!マスターズ最終日の“全「73」ショット“

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