29歳の日本人が、固く閉ざされていた歴史の扉をこじ開けた。
現地4月11日、PGAツアー伝統のメジャー『マスターズ』は最終日を迎え、日本の松山英樹が10度目の挑戦で悲願の初優勝を飾った。
2位に4打差の首位でスタートした松山だったが、「朝から緊張していた」という29歳は、“サンデー・バックナイン”に入ってからの池ポチャなど、ボギーを連発する苦境に直面。それでも要所で磨き上げてきたパッティングが冴え、最終的に1打差で逃げ切った。
日本人が初めてマスターズに挑戦してから85年目にして、ようやく誰も到達しなかった頂点に立った松山にゴルフ界の“帝王”も手放しで賛辞を贈る。アメリカ屈指のレジェンドであるジャック・ニクラスだ。
メジャー大会で史上最多の通算18勝、マスターズでも最多の6勝を挙げ、トリプルグランドスラムの偉業も成し得たニクラスは、松山の優勝決定後に「心からヒデキ・マツヤマを祝福したい」と絶賛したとアメリカ版『Yahoo Sports』などが伝えている。
【動画】松山英樹が悲願のメジャー初制覇!マスターズ最終日の“全「73」ショット“ 「ヒデキ・マツヤマがマスターズを制し、日本人の男子ゴルファーとして初めてメジャー優勝を飾ったことを心から称賛したい。私はヒデキだけでなく、日本ゴルフ界の成熟にとても感心している」
幾多の修羅場をくぐり抜けてきた“帝王”は「私は多くの時間を日本で過ごし、彼らがゴルフを愛していることをよく知っている」としたうえで、あるレジェンドの名を引き合いに出し、松山へのさらなる賛辞を贈った。
「私は偉大なるイサオ・アオキと競争していたが、その間に彼が日本でどれだけ尊敬されていたかをよく理解しているつもりだ。日本人はゴルファーへの敬意があり、非常に誇りに思ってくれる。ヒデキも彼の国で永遠なる英雄になれるだろう。この大会は冷静沈着で美しいプレーをしたヒデキ・マツヤマのものだ。彼と日本にとって、そしてゴルフ界にとって素晴らしい日になった」
文字通りのレジェンドからこれ以上にない賛辞を頂戴した松山。今回の偉業に対する熱狂はしばらく冷めそうにない。
構成●THE DIGEST編集部
現地4月11日、PGAツアー伝統のメジャー『マスターズ』は最終日を迎え、日本の松山英樹が10度目の挑戦で悲願の初優勝を飾った。
2位に4打差の首位でスタートした松山だったが、「朝から緊張していた」という29歳は、“サンデー・バックナイン”に入ってからの池ポチャなど、ボギーを連発する苦境に直面。それでも要所で磨き上げてきたパッティングが冴え、最終的に1打差で逃げ切った。
日本人が初めてマスターズに挑戦してから85年目にして、ようやく誰も到達しなかった頂点に立った松山にゴルフ界の“帝王”も手放しで賛辞を贈る。アメリカ屈指のレジェンドであるジャック・ニクラスだ。
メジャー大会で史上最多の通算18勝、マスターズでも最多の6勝を挙げ、トリプルグランドスラムの偉業も成し得たニクラスは、松山の優勝決定後に「心からヒデキ・マツヤマを祝福したい」と絶賛したとアメリカ版『Yahoo Sports』などが伝えている。
【動画】松山英樹が悲願のメジャー初制覇!マスターズ最終日の“全「73」ショット“ 「ヒデキ・マツヤマがマスターズを制し、日本人の男子ゴルファーとして初めてメジャー優勝を飾ったことを心から称賛したい。私はヒデキだけでなく、日本ゴルフ界の成熟にとても感心している」
幾多の修羅場をくぐり抜けてきた“帝王”は「私は多くの時間を日本で過ごし、彼らがゴルフを愛していることをよく知っている」としたうえで、あるレジェンドの名を引き合いに出し、松山へのさらなる賛辞を贈った。
「私は偉大なるイサオ・アオキと競争していたが、その間に彼が日本でどれだけ尊敬されていたかをよく理解しているつもりだ。日本人はゴルファーへの敬意があり、非常に誇りに思ってくれる。ヒデキも彼の国で永遠なる英雄になれるだろう。この大会は冷静沈着で美しいプレーをしたヒデキ・マツヤマのものだ。彼と日本にとって、そしてゴルフ界にとって素晴らしい日になった」
文字通りのレジェンドからこれ以上にない賛辞を頂戴した松山。今回の偉業に対する熱狂はしばらく冷めそうにない。
構成●THE DIGEST編集部