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「GOE+6=完璧だ!」羽生結弦が華麗にキメた4回転サルコーを欧州識者も大絶賛!「圧倒的な美しさ」

THE DIGEST編集部

2021.04.16

ショートプログラムの今季ベストをマークした羽生。大阪の観客を圧巻の演技で魅了した。(C)AFLO

 4月15日、大阪府の丸善インテックスアリーナ大阪にて「世界フィギュアスケート国別対抗戦2021」が開幕。五輪連覇王者の羽生結弦は107.12点をマークし、世界選手権王者のネイサン・チェン(アメリカ)に次ぐ、ショートプログラム(SP)2位につけた。

【PHOTO】今季のSP自己ベストをマークした羽生結弦、シニアデビューから現在をプレイバック!

 有観客では初披露となるロビー・ウィリアムズの『Let me Entertain You』に乗った羽生。冒頭は4回転サルコーで出来栄え点(GOE)4.46点(5点満点)を引き出すと、続く4回転+3回転トゥループも華麗に着氷する。終盤のトリプルアクセルを何とかこらえ、最後はキレのあるステップで観客から惜しみない拍手を浴びた。
 
 今季のSP自己ベストをマークしたこの演技に、欧州衛星放送局『EUROSPORT』でフィギュアスケートの解説を担当するイタリア人、マッシミリアーノ・アンベシ氏は大絶賛。中でも冒頭の4回転サルコーについては、「史上最高で圧倒的な美しさ」との評価を下している。

 さらに、アンベシ氏は「GOE+6=完璧だ」とコメントし、「何が足りないのか?」という問いかけとともに、その内訳を次のように綴っている。

「+1 とても優れた高さと長さ
+1 優れた踏切と着氷
+1 軽やかさ
+1 高難易度でクリエイティブ
+1 とても優れた身体の位置
+1 エレメンツと音楽の一致」

 午後7時36分に登場予定のフリースケーティングでは、今季の公式戦最後となる『天と地と』を演じる羽生。激動のシーズンを締めくくるパフォーマンスに注目だ。

構成●THE DIGEST編集部