格闘技・プロレス

「イノウエのような選手がいるから…」井上尚弥の“人気ぶり“をアンカハスが称賛!「私たちは感謝しなければ…」

THE DIGEST編集部

2021.04.19

世界的にも人気の高いWBAスーパー、IBF世界バンタム級王者の井上。(C)Getty Images

 各階級に個性豊かなスターが存在する現在のボクシング界。世間から高い人気を集めるボクサーへ向けて、現IBF世界スーパーフライ級王者のヘルウィン・アンカハス(フィリピン)が、感謝の意を伝えた。フィリピン紙『INQUIRER』が報じている。

 ファン・フランシスコ・エストラーダ(メキシコ)、井岡一翔(日本)、シーサケット・ソー・ルンビサイ(タイ)、ローマン・ゴンザレス(ニカラグア)と、多くのビッグネームが揃うスーパーフライ級。そのライバルたちとボクシング界をけん引してきたアンカハスは、ファン目線から見た同階級について次のように分析した。

「チョコラティート(ゴンザレスの愛称)やエストラーダのような選手がいなければ、この階級(スーパーフライ級)はそれほど知られていないだろう。世間の注目としては、チョコラティートとエストラーダの試合が話題になる。彼らは素晴らしい試合をしているからね」
 
 2016年からIBF王座を保持し、33勝(22KO)1敗2分という輝かしいキャリアを持つアンカハスだが、興行面における自己評価はあまり高くないようだ。

 また、バンタム級については、先のジェイソン・モロニ―を7回KOした井上尚弥の名前を挙げて「イノウエの階級も、彼らのような人気選手がいるから話題になるんだ」と称賛のコメント。さらに「このスポーツを盛り上げてくれる彼らに、私たちは感謝をしなければならない」という労いの言葉を送り、「彼らなしでは、私たちのことを誰も話題にしないよ」などと持論を展開している。

構成●THE DIGEST編集部
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