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「いつもより動きが悪かった」田中希実が1500メートルVも、消極的レースに笑顔はお預け

THE DIGEST編集部

2021.05.09

外国人選手の後ろについて走る田中の姿。消極的になるも、最後は大差をつけて優勝した。写真:本永創太

外国人選手の後ろについて走る田中の姿。消極的になるも、最後は大差をつけて優勝した。写真:本永創太

 5月9日、東京五輪の陸上競技テストイベント『READY STEADY TOKYO』が国立競技場にて開催。女子1500メートルでは、五輪代表の田中希実が、4分9秒10で優勝を飾った。

 積極的なレースが持ち味の田中だが、この日は珍しく、序盤は外国人選手の後ろについた。800メートル過ぎにようやく先頭に立つと、徐々に後続との差を広げ、最後までスピードを落とさずにフィニッシュ。
 
 優勝するも、レース後は「最初から余裕が無かったので、いつもより動きが悪かったかな」と反省した田中は、「余裕が無い中でも勝ちきれたのは良かったんですけど、目標タイムよりは凄く悪かったと思うので、しっかり今後の課題にしていきたい」と前を向いた。

 5000メートルで東京五輪の代表権を持つ田中は、「このあと5000のレースで凄いタイムが出ると思うので、それをしっかりと目に焼き付けて次に向けて頑張りたい」と語っている。

構成●THE DIGEST編集部

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