5月9日、陸上の五輪テストイベント『READY STEADY TOKYO』が、本番メイン会場となる国立競技場にて開催された。新型コロナウイルスの感染拡大は続き、東京五輪開催の是非をめぐり厳しい声が相次ぐ中でのイベント実施だった。
本番を想定した同大会は、手の消毒や検温はもちろん、ウオーミングアップ会場から競技場までの選手の動線やスタッフの体勢を確認しながら進行し、大きな問題もなく無事に終了した。しかし、陸上の女子10000メートルで五輪代表の新谷仁美は、「私が神経質故にちょっと気になるのが…」と持論を展開した。
新谷いわく選手が練習をするサブトラックでは、走る時以外はマスク着用を喚起されていたにもかかわらず、休憩中に「(マスクを)してない人が結構いた」という。「苦しいのは分かるんですよ。私だって苦しいし、マスク外したいし。マスク女子じゃねーから」と選手目線で語りながらも、次のように問題視した。
「日本でこういうルールで頑張りましょうって言われてるんだったら。散々アスリートが悪く言われているじゃないですか。『そういう所だよ!』って思っちゃう」
直接アスリートが批判をされる現状を受け止めながら、新谷は「やっぱりそこは他の選手も気を使っていただきたい。他の選手を守る意味でも、日本を守る意味でもそういう小さなこと、こんなこと言ったらマスク警察になってしまうけど、ここは本当に徹底して欲しい」と訴えた。
安全に五輪を開催するにあたり、今まさにアスリートのモラルが問われている。
構成●THE DIGEST編集部
【PHOTO】東京五輪での躍動を期す陸上スターたちを一挙紹介!
本番を想定した同大会は、手の消毒や検温はもちろん、ウオーミングアップ会場から競技場までの選手の動線やスタッフの体勢を確認しながら進行し、大きな問題もなく無事に終了した。しかし、陸上の女子10000メートルで五輪代表の新谷仁美は、「私が神経質故にちょっと気になるのが…」と持論を展開した。
新谷いわく選手が練習をするサブトラックでは、走る時以外はマスク着用を喚起されていたにもかかわらず、休憩中に「(マスクを)してない人が結構いた」という。「苦しいのは分かるんですよ。私だって苦しいし、マスク外したいし。マスク女子じゃねーから」と選手目線で語りながらも、次のように問題視した。
「日本でこういうルールで頑張りましょうって言われてるんだったら。散々アスリートが悪く言われているじゃないですか。『そういう所だよ!』って思っちゃう」
直接アスリートが批判をされる現状を受け止めながら、新谷は「やっぱりそこは他の選手も気を使っていただきたい。他の選手を守る意味でも、日本を守る意味でもそういう小さなこと、こんなこと言ったらマスク警察になってしまうけど、ここは本当に徹底して欲しい」と訴えた。
安全に五輪を開催するにあたり、今まさにアスリートのモラルが問われている。
構成●THE DIGEST編集部
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